「プロセス改善」に役立つガイドライン

情報システム事業者にとって、開発プロセスやプロジェクト管理プロセスを改善することは、収益の向上につながるだけでなく、「情報システム開発工業化への堅実な一歩である」と言えます。
プロセス改善は企業規模にかかわらず実施することが可能で、企業規模に応じたプロセスモデルが提案されています。ここでは、モデルベースのアプローチに必要なアセスメントモデルを紹介します。

現状・背景

良いプロダクトは良いプロセスから生まれる。すなわちプロセスを確立し、プロセスを制御することにより、良いプロダクトが生まれるのである。ソフトウェア開発のプロセスを、プロダクトのQCDが良くなると思われる方向に変えていくこと、これがプロセス改善である。その方法として、モデルベースの改善(ベストプラクティスを集めた評価モデルと実際とのギャップを明らかにして改善点を見つける手法)、課題ベースの改善(現在の課題の根本原因を探り出し、改善点を見つける手法)の2通りのアプローチがある。

対象ガイドライン

 

公開元 http://www.webstore.jsa.or.jp/ (日本規格協会(JSA)の検索トップページから規格番号で検索して下さい。)
書籍名 発行元 発行年月
ISO/IEC 29110-2 小規模組織のソフトウェアライフサイクル(VSE) ISO/IEC29110 ISO (International Standard Organization for Standardization) 2013年6月発行/2015年11月改定
ISO/IEC15504 Process assessment ISO (International Standard Organization for Standardization) 2004年11月制定/2013年3月改定
CMMI-DEV (Capability Maturity Model Integration- Development) The Carnegie Mellon Software Engineering Institute:SEI 2000年(初版)/2010年11月(V1.3)改定
AutomotiveSPICE v3.0 Verband der Automobilindustrie e.V (VDA) 2010年5月発行/2015年7月(v3.0)改定
ISO/IEC15504準拠 SPEAK IPA版 独立行政法人情報処理推進機構:
IPA
2007年10月制定/2013年3月改定
プロセス改善ナビゲーションガイド 独立行政法人情報処理推進機構:
IPA
2007年3月発行
SPINA3CH自律改善メソッド 独立行政法人情報処理推進機構:
IPA
2013年3月公開
プロセスアセスメント ISO/IEC 33kシリーズ 一般財団法人 日本規格協会:JSA 2015年3月発行


(2016年10月)

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