要約
ソフトウェアの開発プロセスに問題意識を持つ技術者向けにプロセス改善の新たな手法「SPINA3CH自律改善メソッド」と、このメソッドを適用するための利用ガイドブックおよびワークシート3 種からなるツール類をとりまとめ公開した。この手法はプロセス改善に取り組みやすく、改善活動が継続されることを目指して、そのノウハウやヒントを判りやすくまとめたもの。
特徴
- 「SPINA3CH 自律改善メソッド」ツール類
-「SPINA3CH 自律改善メソッド」ガイドブック
-ワークシート「問題気づきシート」「問題分析絞り込みシート」「改善検討ワークシート」
- 日々の業務でおぼえる違和感を見える化し、問題意識として捉えることができる。
- 当事者の問題意識に基づき自主的に改善活動を推進するため、効果を実感でき、継続的な活動の推進につながる。
- 「問題気づきシート」「改善検討ワークシート」を用いた改善活動により、対象領域の課題の因果関係を視覚的に把握できる。
- 「改善検討ワークシート」の課題テーマは、「成果を得るためには何をすべきなのか」という視点で38種類を選定しており、活動成果をイメージしやすい。
- ワークシート裏面にある改善方法のヒントや事例を参考に、課題認識を具体的な改善活動に結びつけることができる。
- 継続して改善活動を行う環境が整備され、生産性向上、品質向上等の効果を実感できる。
公開元
http://www.ipa.go.jp/sec/softwareengineering/reports/20130326_3.html
(2016年8月)