会長挨拶

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私たちは、自らの存在価値を掘り下げ、技術者一人ひとりの「個の力」を高めることで、デジタルトランスフォーメーションをリードする産業を目指します。

 いま、先進的なITを活用して従来のビジネスモデルを抜本的に変革する「デジタルトランスフォーメーション(DX)」が世界的に進展しつつあります。これを受けて、顧客のIT投資は基幹系(SoR)からIoT、FinTech、AI、ロボテックス、ビックデータ解析等の先端技術活用(SoE)に重点が移ってきています。

 私たち情報サービス産業は、このような時代の先頭を走り変革を現実のものとしていく使命があります。そこでJISAは、情報サービス産業そのものをより高いレベルに引き上げ、若者にその魅力を伝えるため、“ソフトウェアで「!(革命)」を”と題する業界宣言を提唱しています。これは、JISA会員はもとより、情報サービス産業全体が「システム受託産業」から「価値創造産業」へ大きく生まれ変わることを宣言するものです。

 「JISA Spirit」の内容を具現化し、自らの使命を全うするためには、デジタルトランスフォーメーションを単なる個別業務のデジタル化にとどまらず、企業や公共機関の活動や組織も含めた経営そのものの変革として捉えることが必要です。その際、重要なポイントが二つあります。

 一つ目は社会課題の解決にどのような貢献ができるのか、私たちの存在意義・存在価値は何かということを、深く掘り下げて考える必要があるということです。そして、それをベースに自らの経営哲学を確立し実行していくことにより、サステナブルな企業になることができると考えます。

 二つ目は、技術者一人ひとりの「個」の力を高めていく必要があるということです。デジタルビジネスのスピーディーな創造はふつう5~6人のチームで行われますが、さまざまな得意技を持った技術者が集まるため、チーム全体の力を高めるためには、一人ひとりの技術力がいかに深く先進的かが勝負となってきます。

 このような時代に向けて、私たち情報サービス産業もトランスフォームしていかなくてはなりません。そして、それを支援していくという役割がJISAにあります。業界各社がJISAの委員会やコミュニティに積極的に参加して、活発な議論や意欲的な取り組みを行うことにより、わが国の全ての産業の競争力強化に貢献していきたいと考えています。

 ソフトウェアはすべての産業の基盤であり、情報サービス産業にはすべての産業が世界で勝てるようリードしていく使命があることを強く認識し、その責任を全うすべく、今後とも業界挙げて取り組んでまいる所存ですので、関係各位のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

2018年6月
一般社団法人 情報サービス産業協会
会長  横塚 裕志

 
 
 

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