デジタル技術の進展によって社会は大きな変革期にあります。クラウドやAI等のデジタル技術の活用により、多くの企業や組織が変革を迫られています。
そのような状況下でITエンジニアの役割は拡大し、デジタルの専門家としてクラウド・データ分析・セキュリティ等の多種多様な技術を駆使できる人材や、システムの企画構想段階から関係者との共創を推進する人材が必要とされています。
そこで、JISA技術委員会では、「会員企業の若手エンジニアを対象に、楽しく総合的な技術の研鑽ができる場を提供し、学びにつなげる。」ことを目的とした技術コンテスト第3回を開催することとなりました。
昨年度開催した技術コンテスト第2回は、多くの会員企業の若手エンジニア(26社・28チーム・131名)が集まり、また事後のアンケートにおいても「大変満足している」「おおよそ満足している」の回答が約95%を占める参加満足度の高いコンテストとなり、生成AI活用のユースケース創出にも貢献しました。
第3回は、新評価基準として「AIコーディング」「カオスエンジニアリング」を追加いたします。業界として先端技術へ対応するための育成・経験の場を提供すべく、若手エンジニアを対象とした技術コンテストを開催します。是非とも多くの皆様にご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。
- 目的
会員企業の若手エンジニアを対象に、楽しく総合的な技術の研鑽ができる場を提供し、学びにつなげる。
- 環境認識
情報サービス産業においては、社会のデジタル化・DXを加速するために最先端デジタル技術を活用し、またそれらの技術を組み合わせることで、新しい顧客ビジネスの創造や社会課題の解決に取り組んでいく必要がある。
より高度なIT専門家の需要は高まり、デジタル社会を牽引(社会実装)していく上で、必要となる技術領域を若手エンジニアに体験・習熟させることが重要である。従って、今回は技術者コンテストという形式で若手技術者に最新技術に触れる機会を提供し、実践に資する基礎の学びを提供することを目指す。
- 開催期間
2024年11月19日(火)~12月4日(水)
評価・表彰 2025年1月15日(水)
- スケジュール
①2024年11月19日(火) 16時~18時 ガイダンス
(オンライン併用予定、場所:航空会館 東京都港区新橋1-18-1)
②2024年11月19日(火)~12月4日(水) 課題実践(持ち帰り)
③2024年12月 5日(木)~2025年1月14日(火) 評価期間
④2025年1月15日(水) 16時~18時 評価・表彰(オンライン併用予定、
場所:一般社団法人情報サービス産業協会会議室)
※②の作業時間の目安として、30時間程を想定しています。
各チームの問合せには随時対応いたします。
- コンテスト概要
- 1社1チームを基本としたチーム対抗戦で、1チームあたり最大5名とする。
- 参加者はあらかじめ用意された環境にアクセスし、技術課題を解く。
- 技術課題はアルゴリズム、アプリケーション、DevOps、データ分析、セキュリティ、ミドルウェア、クラウドといった多岐に渡る技術領域 から出題され、それらをクリアすることでスコアを獲得できる。
- アプリケーション開発への生成AI(GitHub Copilot)の実践的な適用や、トラブルシュートを行うことによりスコアを獲得することができる。
- テーマに沿ってシステム改善を行い、現場で役立つ一連の技術を学ぶことができる。
- チームで技術を学びながら、より高得点を目指しましょう。
- テーマ
SDGsの観点でシステム改善に取り組み、フードデリバリーサービスの危機を救おう!
- コンテスト参加と学べること・身に付く力
本コンテストへの参加により、参加者はSDGsの理解が深まるとともに、お題を解く上で設定された技術課題をクリアすることにより、クラウド・データ分析等の多岐にわたる技術領域の知識・ノウハウの習得が可能となる。
(「技術課題の概要と学べること・身に付く力」詳細は参考1参照)
- 参加者募集対象
①対象(対象は目安です。ご質問等ございましたらお問い合わせください。)
- JISA会員企業に所属する社員
- 技術研鑽や幅出しに前向きな3~5年目の若手・中堅社員
- 1社1チームを基本としたチーム対抗戦 (※1社から複数チーム参加することは可能です。)
- 1チームあたり最大5名
Q. 1社複数チームで(独立に)応募・参加させていただ
く事は可能でしょうか?
A. 可能です。
②参加者募集期間
2024年9月19日(木)~2024年11月1日(金)
参加者決定:2024年11月1日(金)予定。
確定次第、参加者本人へ参考資料の事前送付を予定。
③定員
50チーム
応募多数の場合は先着順となります。
※チームに以下のスキルを有するメンバがいることを推奨します。
(「活用を想定する代表的な技術要素と参考リンク」は参考2参照)
- 基本情報処理技術者相当の知識を有し、開発経験がある。
- 一連の技術に興味があり、情報が足りていなくても、自力で調査・学習しながら物事を進めることができる
- アプリケーションに関して、スクリプト言語の簡単なコーディングとビルド経験がある。
- DevOpsに関して、CICDの基礎的な知識がある。
- データ分析に関して、数GB~数十GB程度のデータ加工および統計処理の経験がある。
- ミドルウェア・クラウドに関して、AWS Certified Cloud Practitioner相当の知識を有している。RDBMSに関する知識・実装経験がある。
- 参加者側で準備が必要なもの
①PC
- 参加者の端末からコンテスト提供環境にアクセスするため。
- Chrome、Firefox等の最新版がインストールされている。
②インターネット環境
- AWS環境(マネジメントコンソール)にアクセス可能なこと。
- 社内からのアクセスが制限されている場合があるため、あらかじめご確認ください。
- 評価基準
①AIコーディングの活用度
GitHub Copilotを用いて効率的なアプリケーション開発ができていること。
②トラブルシュート対応力
発生した障害に対して迅速復旧できていること。
③データ分析結果の優秀さ
過去の顧客の利用履歴、顧客ステータス(退会、休眠)情報から、将来の顧客のステータスを予測できていること。
④技術課題達成度
アプリケーション、DevOps、アルゴリズム、セキュリティ、ミドルウェア、クラウドといった技術領域ごとに出題される技術課題をクリアできていること。
- 参加費
無料
- 申し込み
次のURLからお申し込みください。お申込受付後に確認メールをお送りします。
- 問い合わせ先
一般社団法人情報サービス産業協会 事業推進本部 溝尾
TEL:03-5289-7651 E-mail:r-seminar@jisa.or.jp
- その他
・本コンテストにおいて参加者が作成したアイデアやプログラムの知的財産権については原則として参加者各個人に帰属するものとします。
・参加者はコンテスト参加申込時に、参加規約に同意頂きます。