要約
プロセスアセスメントの国際規格である。プロセス毎に能力水準を診断するモデルであり、プロセスはISO/IEC 12207及びISO/IEC 15288を標準としている。
その後、ISO15504に代わる新たな枠組みとして2008年より改訂に向けた検討を開始し2015年3月にISO/IEC 33kシリーズとして、ISO33001、ISO33002、ISO33003、ISO33004、ISO33020が発行された。今後ISO33kシリーズに準拠した規格の発効に伴いISO15504は廃止となる。
特徴
・ISO/IEC 15504は現在Part1からPart10まで制定されている。(但し、Part6とPart7はTR(技術情報)、Part8~10はTS(技術仕様)となっている。)この内Part1とPart2及びPart4はJIS X0145としてJIS化されている。
Part1:概念及び用語
Part2:アセスメントの実施(アセスメント実施のための規定)
Part3:アセスメント実施の手引(Part2に基づいたアセスメント実施の方法)
Part4:プロセス改善及びプロセス能力判定のための利用の指針
(能力判定の仕方と判定に基づくプロセス改善のためのガイダンス)
Part5:プロセスアセスメントモデルの見本
(プロセスをISO/IEC12207とした場合のモデル作成例)
Part6:システムライフサイクルプロセスアセスメントモデルの見本
(プロセスをISO/IEC15288とした場合のモデル作成例)
Part7:組織的成熟度の評価(組織の成熟度を評価する方法)
Part8:ITサービスマネジメントのための規範プロセスアセスメントモデル(邦訳版なし)
Part9:ターゲットプロセスプロファイル(邦訳版なし)
Part10:安全性拡張(邦訳版なし)
公開元
http://www.webstore.jsa.or.jp/
(日本規格協会(JSA)の検索トップページから規格番号で検索して下さい。)
(2016年8月)