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1990年代に作成されたSW-CMM(ソフトウェア能力成熟度モデル)、SECM(システムエンジニアリング能力モデル)、IPD-CMM(統合成果物開発能力成熟度モデル)の3つを統合して2000年にリリースされたのがCMMI(能力成熟度モデル統合)である。 2年後に1.1版がリリースされ、その4年後に1.2版がリリースされた。 1.2版がリリースされた時期に『取得のためのCMMI』『サービスのためのCMMI』が計画され、三つのモデル全ての間で首尾一貫性を確保するように改善したモデルが2010年に1.3版としてリリースされた。
・ISO/IEC 15504と同様の各プロセスを能力レベルで評価する連続表現と、プロセスを成熟度レベルで評価する段階表現の2つの評価の方法がある。 ・連続表現はプロセス毎の能力を6段階のレベル(レベル0~レベル5)で評価する。また、段階表現は組織の成熟度を5段階のレベル(レベル1~レベル5)で評価する。(一般にCMMIレベルn達成と言われているのは段階表現) ・22のプロセス(ISO/IEC 15504のプロセスとは異なる)を持ち、連続表現ではプロセス単位でのアプレイザル(CMMIではアセスメントのことをアプレイザルと言う)が可能であり、段階表現では成熟度に応じたプロセスの組合せでアプレイザルを行なう。 ・22のプロセスは、プロジェクト管理、プロセス管理、エンジニアリング、支援の4つの区分にグループ化されている。 ・V1.3では、アジャイル手法を使用する組織のための手引きが追記された。
(2015年7月)
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