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プロジェクト健全性評価指標 利用ガイドライン

26-J009

プロジェクト健全性評価指標 利用ガイドライン

目的別編・・・テーマと課題の検討

価格(税込・送料別) JISA会員:- JISA会員外:-
PDFファイル 28ページ
刊行日 2015/06/24
著者 一般社団法人情報サービス産業協会
発行元 一般社団法人情報サービス産業協会

この報告書はプロジェクト健全性ガイドライン3つ目のレポートです。

内容紹介

(「はじめに」から)
 2012年7月に「プロジェクト健全性評価指標」が公表されてから、早くも3年が経過しようとしています。当WG委員の顔ぶれにも変化があり、「健全性」のコンセプトは当初から変わらないものの、検討する内容については、様々な変化がありました。

 こうした変化を受ける形で、本資料を作成することになりました。タイトルは「利用ガイドライン 目的別編…テーマと課題に基づく評価」としました。WGではこれまで、「健全性」の考え方のベースを解説した「プロジェクト健全性評価指標」とプロジェクトキックオフ時におけるチェックシートの活用法等を記述した「利用ガイドライン 目的別編…キックオフへの適用」を公表してきました。今回が3つ目のレポートとなります。

 本編のコンセプトは、以下の通りです。
 ITプロジェクトに携わっている人は、システム部門にしても開発者にしても運用担当者にしても、全員とは言えないものの一般的に見れば真面目な人が多いです。私は現場から離れて久しいですが、ときどき現場を覗いてみてそれを実感します。こうした真面目な人たちが、厳しさを増す外部環境の中で一生懸命コンピュータシステムを作り動かしています。ただでさえ業務の様々な要件をコンピュータに教え込むのは大変な仕事ですが、昨今は技術革新、効率化のプレッシャーに加え、短納期、セキュリティ、新ビジネス対応、新サービス対応、さらに内部統制、コンプライアンスとどんどん課題の種類が増えていきます。そのレベルは、いくら最先端の有用な仕事だからといってもモチベーションを保つのが難しいほどです。

 こういう状況ですから、要求定義や非機能要求を詰めることが大事であり、作業を標準化して無駄をなくす努力は重要です。でもそれを実施しさえすれば、プロジェクトはうまくいくのでしょうか(もちろんうまくいくケースもあります)。
 WGではいろいろな議論をしました。例えば、関係者全員が真面目であり努力しているとして、それでもうまくいかないとすれば、問題は個々ではなく『間』にあるのではないか、もしそうならステークホルダ全体が幸せにITに関われるようにするために、関係者同士の認識を合わせ、苦労をみんなで分かち合えるようにする方法はないだろうか等々。

 本利用ガイドラインは、従来の考え方をベースに、プロジェクトにおいてよくある成功を阻害する課題の改善に「プロジェクト健全性評価指標」を活かすことをイメージし、そのヒントとなる進め方や方法を、WGにおける検討に基づいて記述しています。
 「プロジェクト健全性評価指標」の活用によって、いろいろなプロジェクトがもっとうまく運営され、関係者の満足と笑顔に繋がるようになれば幸いです。

 最後に、当WGの推進にあたり、ご指導ご高配いただきましたJISA技術強化委員会、並びに技術強化委員会 標準化部会委員各位に厚く御礼申しあげます。また、本ガイドラインをまとめるにあたりご尽力いただいたWG各位に深謝いたします。

目次

1.ITプロジェクトを成功させる秘訣
1.1ITプロジェクトの成功とは?
1.2成功を導くアプローチ
2.プロジェクト健全性評価指標の活用方法
2.1プロジェクト健全性評価の流れ(これまで)
2.2今後の健全性評価の方向性
2.3プロジェクト健全性評価の流れ(今後の姿)1
2.4健全性評価を支えるポイント
3.おわりに

概要等公開資料
「プロジェクト健全性評価指標 利用ガイドライン」報告書PDFダウンロード 
お問合せ先

担当者:JISA 企画調査部 鈴木
TEL:03-5289-7651
Email:report@jisa.or.jp

備考

本レポートは、
・23-J013 プロジェクト健全性評価指標(一般公開)
・25-J010 プロジェクト健全性評価指標 利用ガイドライン(一般公開)
に続く、3つめ「プロジェクト健全性」レポートです。

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