「オープンソースソフトウエア」に役立つガイドライン

Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)は、現在の情報化社会において、情報システムやモバイル等の幅広い領域で活用され、今や必要不可欠な要素となっています。一方、OSSを活用するにあたっては、その開発を支えるコミュニティの存在やライセンスに対する独自の考え方等への配慮が必要で、従来の企業文化では受け入れにくい側面も持っています。本節では、OSSをシステム・インテグレーション・ビジネスで活用する際に参考となるガイドラインを紹介します。

現状・背景

情報通信分野では、近年OSSが広く採用され、システムのコンポーネントとして重要な役割を担っている。OSSの誕生以来、数々のボランティアプロジェクトが無数のOSSを作り出している。
このように数多く存在するOSSの中で、システムに最も相応しいOSSの採用を検討する際に、OSSの品質、OSS開発コミュニティの持続性、OSSライセンスの制約などOSS固有な考慮すべき項目がある。OSSの利活用の促進に向け、(独)情報処理推進機構(IPA)や業界団体の活動も相まって、OSSを利用する際の環境整備が進んでいる。

対象ガイドライン

書籍名 発行元 発行年月
OSSモデルカリキュラムV2 独立行政法人 情報処理推進機構:IPA 2008年10月発行/2011年5月改定
TRM(Technical Reference Model)に対応したOSSリスト(2009年8月版) 日本OSS推進フォーラム 2009年8月公開
オープンソースソフトウェア評価情報リポジトリ、RepOSS(リポス)の公開 日本OSS推進フォーラム 2012年5月公開
テレワークのためのオープンソースソフトウェア活用ガイド 日本OSS推進フォーラム 平成21年3月公開

(2014年9月)

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