OSSモデルカリキュラムV2

要約

OSSモデルカリキュラムV1では、OSS利用技術者及び利用開発者を教育するためのカリキュラムで、CC(Computing Curricula)2001、CC2005、情報専門学科におけるカリキュラム標準J07をベースに知識体系が整理されている。OSS人材育成のための具体的な教育内容(何をどのように指導すればよいか)がわかる。
V2は、V1について拡充を行い、2009年度に組込み分野、2010年度にシステム分野の「モデルコースウエア」「学習ガイダンス」の改定を行った。

特徴

・カリキュラムは、基礎分野4項目、システム分野6項目、ネットワーク2項目、プログラミング5項目、開発体系3項目、セキュリティ3項目、RDB 2項目、組込ソフトウェア3項目からなる。
・各項目にはシラバス及び、基本レベルと応用レベルの知識要素が整理されている。
・V1に対しての拡充は、2009年度14知識・24科目、2010年度15知識・29科目となっている。
・OSSモデルカリキュラムの作成と普及にあたっては、日本OSS推進フォーラム(注1)の「人材育成部会」及び北東アジアOSS推進フォーラム(注2)の「WG2:人材育成」とも連携している。

日本OSS推進フォーラムは、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用を推進する民間団体として、さまざまな分野でOSSの普及・推進に関する活動を行い、我が国の情報技術の革新に寄与することを目的としている。

◆活動の種類
  ・OSSに関する調査および研究開発活動
  ・OSSに関する関係官公庁、諸団体との連携
  ・OSSに関する普及啓発宣伝活動
  ・海外とのOSSに関する諸連携活動
  ・OSS普及促進のため、関連諸団体との連携活動
  ・その他、本フォーラムの目的を達成し、これを継続するために必要な活動

(注1)日本OSS推進フォーラム http://ossforum.jp/
(注2)北東アジアOSS推進フォーラムについての情報は(http://ossforum.jp/north_asia/)を参照。

公開元

http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/oss_jinzai/curriculum_v2.html

(2014年9月)

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