情報サービスが普及した現代社会では「情報システムを利用している意識がない数多くのエンドユーザ」が存在しています。これらのユーザは、情報システムが停止した時やトラブルが発生した時に初めて、その存在に気づきます。
ここでは、大規模開発時における信頼性を保つための遵守事項やそのプロセス全体への評価指標、品質向上のために挑むべき「ベストプラクティス」の例示、活用事例などをまとめたガイドラインを紹介します。
現状・背景
銀行オンラインシステム停止や航空機発券システム障害など、情報システムの不具合が社会生活や企業活動に与える影響は甚大なものになっている。また、経済産業省より『情報システムの信頼性向上に関するガイドライン』が発行された事もあり、各省庁や情報サービス業界で信頼性への関心が高まりをみせている。ユーザ企業及びシステムベンダーにとっては、信頼性の高い情報システム構築・運営は至上命題であり、企業の存続に関わる重要なテーマである。
対象ガイドライン
(2016年10月)