「ソフトウェアプロセスの改善に向けてSPIへの今後の取り組み(案)」に対する意見とお願い

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情産149
平成14年1月22日

経済産業省
商務情報政策局
情報処理振興課御中

社団法人 情報サービス産業協会

「ソフトウェアプロセスの改善に向けてSPIへの今後の取り組み(案)」に対する意見とお願い

このたび、平成13年12月26日に経済産業省より公示されました首記の報告書(案)に対し、情報システム構築の高度化の観点に立って、再度、(社)情報サービス産業協会(JISA)は、以下に意見及びお願いを提出させていただきます。

最終的なとりまとめにあたりましては、本意見及びお願いにもご高配賜りますようお願い申し上げます。

1.SPI/SPAの推進に係る政府の基本的立場について

ソフトウェアプロセス改善を民間へ導入する本来の目的は、「ユーザおよびベンダのプロセスが改善され、QCD(品質、コスト、納期)に優れたシステム構築取引および製品提供が行われ、ひいては消費者・利用者にとってのITシステムの信頼性、安全性向上を図り、あわせて情報サービス産業の活力と国際競争力を高める」ことにある。

SPI/SPAの推進は、そのための施策の一環としてそれ自体競争原理の中で促進されることが肝要である。そのため、活動は民間主導で行われる必要があり、政府にはそのための支援をお願いしたい。


2.具体的要望事項

具体的にはJISAは以下の3点を要望する。

1) 民間ではある特定の手法を推進する可能性があること、また改善データは企業ノウハウと関連して企業の専有になること、効果を把握するには購入者、供給者に独立した客観的な視点が必要であること、改善は事業と独立して長期的な視点で行なわれる必要があること、国として改善のイニシャティブを示すこと、などの観点からソフトウェアエンジニアリングとSPI/SPA手法の推進を図る、中立的な機関としての「ソフトウェアプロセス改善推進センター(仮称)」の設立を要望する。

「ソフトウェアプロセス改善推進センター(仮称)」の主な機能は、以下の4点であり、基礎研究指向ではなく民間の産業において実務的に役立つ成果を目指す。またその一部として政府調達に係わる事項を含む。
  • ソフトウェアエンジニアリングの調査/研究/産業界への技術移転
  • SPI/SPA手法の調査/研究およびベンチマーキングベストプラクティス、プロセス関連実情データの収集と調査・研究成果の普及
  • 政府関連:調達プロセス改善及び調達担当者教育
  • 情報交流やSPI普及に資する民間活動の支援などSPI促進策
2) SPI/SPAを推進するアセスメントモデルおよびアセスメント手法は複数存在しそれぞれに利害得失があり、互いに切磋琢磨する中で発展するものであることから、アセスメントモデルの開発やアセッサーならびに改善推進者の育成についても基本的には民間主導で進めていただきたい。
3) 平成13年12月に情報処理振興事業協会より公募が行われた事業で、翻訳されるCMMIコース教材、SCAMPI(CMMIベースのアセスメント方法)については、成果物の権利帰属にも配慮の上で、その結果を広く公開することとしていただきたい。

以 上

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