NIST Framework and Roadmap for Smart Grid Interoperability Standards, Release 2.0

要約

リリース1.0で識別された標準規格間の不整合を解決するべく、1.0で策定された優先行動計画に基づいて作業された結果、新たに出来上がったスマートグリッド標準がスマートグリッド標準規格のリストに加えられている。スマートグリッド・アーキテクチャー、サイバーセキュリティおよび試験と認証が主要な成果物となっている。ドキュメント全体にわたって、ファクトと図が更新され、現在および将来の活動の概説が含まれている。

特徴

・フレームワークの使用法が追加されている。
・スマートグリッドのビジョンを国外まで拡張されている。（スマートグリッドの国際標準規格、スマートグリッド・アーキテクチャーを調和させる国際的な取組）
・概念参照モデルを大幅に拡張し、概念的なアーキテクチャー・フレームワークを提示されている。
・将来のスマートグリッド標準選定プロセスが追加されている。
・標準規格リストエントリーの数は、リリース1.0の25から34まで増加されている。
・現在調査予定の追加標準規格候補のエントリーの数は、リリース1.0の50から62まで増加されている。
・スマートグリッド相互運用性パネル（SGIP）概説、SGIP標準規格カタログ、優先活動計画、相互運用性知識ベースが追加されている。
・スマートグリッド・サイバー・セキュリティ用ガイドラインが展開されている。
・既存のスマートグリッド標準規格テストプログラムのアセスメント追加されている。
・フレームワーク開発ガイド（概説）、相互運用性プロセス参照マニュアル概要、相互運用性成熟度アセスメントモデルが追加されている。

対象読者は以下の通り
・電力業界、電力会社
・ベンダ
・研究機関
・規制当局
・その他スマートグリッド利害関係者

公開元

(2014年9月)