共通キャリア・スキルフレームワーク(第一版・追補版)

要約

 共通キャリア・スキルフレームワークは、わが国が目指すべき高度IT人材像に即したキャリアと求められるスキルを示し、今後必要とされる高度IT人材の人材像とその保有すべき能力や果たすべき役割(貢献)の観点から整理した、共通の育成・評価のための枠組である。
フレームワークは、ITスキル標準(ITSS)、組込みスキル標準(ETSS)、情報システムユーザースキル標準(UISS)の各スキル標準の参照モデルとして位置付けられ、情報処理技術者試験と、キャリアと求められるスキルの対応関係を明確にしたものである。
 この枠組みによって、異なる業務領域や職種へ移っても、元の職種でのレベルと新たな職種でのレベルの相違や、求められるスキル・知識の相違などの理解が可能になる。

特徴

・高度IT人材の10年先を見据え、3つの人材類型と6つの人材像を定義している。
 -基本戦略系人材:ストラテジスト
 -ソリューション系人材:システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、テクニカルスペシャリスト、サービスマネージャ
 -クリエーション系人材:クリエータ
・共通キャリア・スキルフレームワークによるキャリアレベルを定義し、ITSSなど3スキル標準のレベルの整合性を確保している。
・共通キャリア・スキルフレームワークのレベル1~4との対応関係を明確にし、情報処理技術者試験がレベル判定に活用できるようにした。
・共通キャリア・スキルフレームワークのレベル1~4で必要とされる知識を知識体系として整理している。
・追補版では、スキル標準の共通モデルとして「タスク」、「スキル」、「人材」をモデル化し、スキル標準の各定義を共通の構造で横断的に理解、活用できるようにした。また、追補版では知識体系の改訂も行われている。。

公開元

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/csfv1.html

(2014年9月)

  •  

このページの先頭へ▲