2023年9月11日
アフターコロナの時代、先進デジタル技術の発展とも相まって社会は大きな変革期にあります。特に、生成AIの普及は目覚ましく、既に社会のあらゆる分野での利活用が始まっています。一方で、生成AIによる社会的な影響は、倫理面やプライバシーの問題、著作権や信頼性の問題、ビジネスにおける契約形態の変化など、広い範囲に及ぶことが予想されます。
この様な背景のなか、JISAではビジョンステートメント「JISA2030 ~デジタル技術で『人が輝く社会』を創る~」を掲げ、AI時代における安心・安全で信頼性のある社会の実現を目指すため、我々情報サービス産業が先端デジタル技術への対応力と社会実装力を高めるための活動を指向しています。
これを受けて技術委員会では、トレンド情報の積極的な発信、実践的な開発事例の共有、技術者の情報共有と交流の場を提供することを目的として、「ソフトウェアイノベーションシンポジウム2023 ~人とAIの共存によるDependableな社会の実現~」(技術委員会主催)を本年12月15日にオンラインで開催することとなりました。本シンポジウムでは、社会課題の問題や顧客価値の創出、生成AI活用実践等、現場での新たな気付きを共有し、切磋琢磨する場として「経験報告セッション」を設けています。
そこで、本セッションの発表者を募集し、会員各位における日頃の創意工夫とその成果を発表・共有する機会としたいと存じます。なお、優れた経験報告にはベストプラクティス賞を授与し、その取組を表彰したいと思います。積極的にご応募いただきたく、ご案内申し上げます。
1.募集内容:
ソフトウェアエンジニアリング(企画、開発、保守、運用、管理)の経験報告及び実践事例を募集します。本年度は「人とAIの共存によるDependableな社会の実現」をテーマとして、社会にインパクトを与える問題発見や顧客価値創出、生成AI等最先端技術等を実践、検討している事例を積極的に募集します。
なお、テーマは下記の例のように広く捉えてください。
(例)
・ 利用者の安心・安全を担保する生成AI活用への取り組み
・ ハイブリットワークによるシステム構築の課題と解決策
・ クラウドコンピューティングなど新たな開発プラットフォームへの対応
・ AI、ビックデータ、IoTなど新たなデータ収集、分析、活用のアプローチ
・ 携帯端末、ロボット、センサなど新たなデバイスを組み合わせたシステム
・ AR/VR、UXなど情報システムと利用者の新たな関係に注目したアプローチ
・ アジャイル開発やDev(Sec)Opsなど新たな開発形態に向けた取り組み
・ 顧客や特定分野の専門家との協業による新たなシステム開発への挑戦
・ 利用技術や顧客との関係の変化に適応した要求工学、試験技術、保守運用、
プロセス改善、情報セキュリティ対策の実践事例
・ AIなどによる生産性の向上がもたらす新しい契約形態への取り組み
2. 応募方法:
(1) 形式:規定のフェイスシートと発表資料でご応募ください。
■フェイスシート ※査読対象
次のURLからダウンロードしてください。
https://www.jisa.or.jp/Portals/0/resource/seminar/sis/facesheet.xlsx
■発表用資料 ※査読対象
発表資料形式:MS-PowerPointファイル、あるいは1頁1スライドのPDFファイル
(注)応募の際は背景を無地・無色にしてください。
(2) 応募締切:2023年11月2日(木) 17時
※締切延長!締切日に間に合わない方はご相談ください。
10/27以降の応募なる方は、いつ頃になりそうか
エンジニアリング部会査読G事務局(sis@jisa.or.jp)まで
ご連絡お願いいたします。
その場合、フェースシートまたはタイトル、概要等、途中段階の
資料一部等のご提出をいただけましたら幸いです。
(3) 応募方法:
sis@jisa.or.jpまで電子メールでお送りください。
3. 査読及び審査:
3名以上の技術委員会エンジニアリング部会査読Gメンバーにより、実践経験に基づく知見が含まれているか、技術者や開発者にとり有効であるかの観点で査読し、同査読Gにおいて発表者を決定いたします。
応募者には、内容や表現に関する改善ポイント等を同査読Gからフィードバックいたします。
4.表彰:
発表の中から、当日優秀な発表を表彰いたします。
5. スケジュール:
9月11日(月) 経験報告 公募受付開始
11月 2日 (木) 経験報告 公募締め切り
※締切延長!締切日に間に合わない方はご相談ください。
11月13日(月) 採否通知(予定)
12月 1日(金) 経験報告 講演動画提出
12月15日(金) ソフトウェアイノベーションシンポジウム2023開催
(講演動画公開・Q&A)
6. 発表要領:
(1) セッション発表時間は20分程度です。
(2) 発表用の講演動画・資料(PDF)を各自作成いただき、イベント当日に
協会Webページ上で公開いたします。
講演動画の作成は、必要に応じて事務局がサポートさせていただきます。
※イベント開催後、2週間程度アーカイブ配信させていただきます。
(3) イベント当日、参加者との意見交換(Q&A)の場をオンラインで設けますので
ご参加ください。(12月15日(金)の午後を予定しています。)
7.技術委員会
委員長:尾本昇(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
副委員長:冨安寛(株式会社NTTデータグループ)
8.技術委員会エンジニアリング部会査読G委員
座長:位野木万里(工学院大学)
委員:天野めぐみ(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社)
伏田亨平(株式会社NTTデータグループ)
竹中一起(キヤノンITソリューションズ株式会社)
一川雄一(株式会社構造計画研究所)
山路厚(株式会社デンソークリエイト)
北川貴之(株式会社東芝)
前田尚人(東芝デジタルソリューションズ株式会社)
橋本良太(日本電気株式会社)
齋藤忍(NTTコンピュータ&データサイエンス研究所)
大下義勝(株式会社日立ソリューションズ)
福田明紀(リコーITソリューションズ株式会社)
明石光介(株式会社リンクレア)
エキスパート:
野中誠(東洋大学)
井上克郎(南山大学)
9. 問い合わせ先:
エンジニアリング部会査読G事務局
sis@jisa.or.jp
【ご参考】経験報告 過去の受賞作品