第7回 技術強化委員会 技術企画部会 情報技術マップWG

 平成27年2月17日、第7回 技術強化委員会 技術企画部会 情報技術マップWG(座長:亀津 敦、(株)野村総合研究所)が、JISA会議室において、委員9名の出席により開催された。今回は本年度の技術カテゴリ毎の分析報告、認知度分析及び新技術に関する分析の報告が行われた。

 各カテゴリの代表的な推移や分析考察の結果は以下の通りである。

 カテゴリA (ホスト・サーバ・ストレージ)
 ・「シンプロビジョニング」「分散ストレージ」「仮想化アプライアンス」のSI実績が伸びた。クラウドビジネスの進展が背後にあるのではないか。

 カテゴリF (データベース関連技術)
 ・「データマイニング」は着手意向が昨年よりさらに増加しており、今後の採用が進むことが期待される。

 カテゴリG (ネットワーク技術および関連アプリケーション)
 ・今年度新たに追加した「ネットワーク仮想化技術」「VLAN拡張技術」「TCP/IP高速化技術」「次世代Webプロトコル」はいずれも「普及期」に位置し、現実的な利用へと進んでいることが映し出された結果となっている。

 カテゴリM (運用管理)
 ・「オープンソース運用管理ツール」が普及期に近づきつつある。クラウドの利用に伴い、コスト的な違和感を覚えた企業が「オープンソース運用管理ツール」を利用し始めているのではないか。

 認知度分析
 ・各技術がどの程度技術者に認知されているかを分析・考察した。また、認知度と技術の成熟度の関連について考察した。

 新技術に関する分析
 ・ITディレクトリの要素技術として取り上げる前の最新技術をリストアップし、取り組み意向を調査した。

 今後、技術カテゴリ毎の分析及び相関分析を行う。調査報告書は平成27年5月末に発行予定。なお、次回会合は3月12日に開催する。

(溝尾)

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