第5回 標準化部会 VSE標準普及WG

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 第5回VSE標準普及WG(座長:伏見諭、東海大学)が8月27日、JISA会議室において開催された。委員6名が出席した。

 前回議事録の確認後、VSE規格解説書『スマートで信頼のおける小規模ソフトウェア開発の手引き-VSE国際規格の活用―』案の検討を行った。

 これまで、当WGではVSE規格の解説書の全体構成などを決め、書き下ろされたところからレビューを行い、原稿作成を進めてきた。また、VSE規格の用語や概念に関する議論及び原稿レビューの結果、構成を見直し、トピックス及び付録の検討なども行ってきた。

 付録も含めて各節の原稿が揃いつつあり、今回全体を一本化した原稿案をベースとして、ブラッシュアップなど今後の作業を進めることになった。

 解説書案で使われる用語の統一を図っていくため、松井委員(NECソフトウェア)からベースとなった原稿案で使われた用語と頻度についての調査結果が報告された。例えば、「ユーザ」は1回使われており、「利用者」は15回使われていた。「モニタ」は1回、「モニター」は2回使われていた。「要求仕様」と「要件仕様」はそれぞれ5回使われていた。解説書案では、「ユーザ」ではなく「利用者」に統一すること、最後の長音は使わないことなどとした。

 事例紹介については、短期開発、ハードウェアの制約から要件変更も多いプロジェクトに、VSEをアジャイルの手法と組み合わせたプロジェクト例のレビューを行った。

 次回は9月24日(火)の予定。

(尾股)

 

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