第2回 ビジネス変革委員会

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 平成30年10月30日、平成30年度第2回ビジネス変革委員会(委員長:原孝 (株)リンクレア 特別顧問)がJISA会議室において、21名の参加を得て行われた。

 冒頭、原委員長が、大阪大学の副学長等が7月にJISAに来訪し、大阪大学が注力している産官学民共創の取組を本日の委員会でご紹介いただくことになった経緯を紹介した。
 委員会の後半からは、大阪大学共創機構の教授5名を交えて情報交換を行った。当日の議事概要は、以下のとおりである。

  1. ビジネス変革委員会の活動について
     本委員会に設置した実践的アイデアソンプロジェクトの中村リーダー((株)リンクレア 常務取締役)が、11月12日に名古屋で開催する実践的アイデアソンの趣旨や当日の進め方、参加申込み状況等を報告した。
  2. ビジネス環境部会の活動報告
     室脇部会長((株)野村総合研究所 理事)が、9月に実施した米国視察の概要と12月10日に開催する会員向けセミナーのプログラム等を中心に報告した。12月のセミナーでは、経済産業省が公表したDXレポートについても触れる予定である。
  3. オンライン講座活用WGの活動報告
     オンライン講座活用WGの宗平座長(Kyotoビジネスデザインラボ合同会社 代表 CXデザイナ)が、10月から開講したサービスデザイン講座の主な内容とスケジュールを報告した。
  4. 「未来志向型の取引慣行に向けて」に係る自主行動計画のフォローアップ調査集計状況について
     廣瀬常務理事・事務局長が、昨年3月にJISAが策定した「情報サービス・ソフトウェア産業における適正取引の推進のための自主行動計画」のフォローアップ調査について、回答の状況と特徴、今後の予定を報告した。

  5. 大阪大学 共創機構からのプレゼンテーションと情報交換
     大阪大学 栄誉教授 副理事(共創機構担当)の永井健治氏が、「“イノベーティブ大学世界No.1”の予兆-大阪大学が進める産官学民共創-」と題するプレゼンテーションを行い、委員会メンバーと情報交換を行った。
     大阪大学は「地域に生き世界に伸びる」をモットーに1931年に設立された。英科学誌Nature の“Nature Index 2017 Innovation”(イノベーションを生む研究力の評価指標2017年)では、世界31位、国内首位に位置づけられている。イノベーションの分野で世界No.1の大学になりたいとの思いから、永井氏は、「大阪大学の設立経緯(産学連携のDNA)」「産業科学研究所でのリアルイノベーションの代表事例」「産学連携の経緯」「大阪大学共創機構の組織とその中での産学共創本部の位置づけ」「大阪大学による産官学民共創イノベーション事例」等を紹介した上で、自身の研究テーマにも触れ、イノベーションにおける産官学民共創の重要性を強調した。

(茂木)

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