平成27年2月2日、第4回市場創造チャレンジ委員会(委員長:島田俊夫、(株)シーエーシー 代表取締役会長)が、JISA会議室において18名の出席により開催された。今回の議題は次のとおり。
1. 活動報告
ワークスタイル変革プロジェクト
イノベーション人材部会
新興国プロジェクト
2. IoT連携プラットフォームに関する検討
先行事例「データエクスチェンジコンソーシアム」のご紹介と意見交換
3. 平成27年度事業計画骨子案に関する意見交換
1.活動報告
当日は、まず活動報告として、委員会全体のこれまでの活動を簡単に振り返った後、プロジェクト企画部会として設置しているワークスタイル変革プロジェクトから竹田陽一郎座長((株)シーエーシー 産業営業本部長)から次の2点について報告を行った。
a)テレワーク実施状況調査の集計結果について
b)テレワーク推進賞「奨励賞」の受賞について
a)は12月初旬より1月末までの間で正会員を対象にテレワークの実施状況を定点観測的に調査することとしたもので、今回が初めての実施。狙いは、一昨年に掲げた「JISAテレワーク推進目標」の達成に向けて、会員各社のテレワークに関する取組に弾みをつけていただくことにある。報告では暫定的な集計結果ではあるが、一部でもテレワークを実施している:15%、テレワークを会社の勤務制度とはしていないが、試行したことがある(試行中である):19%、テレワークは実施したことはない:61% であった。
この調査結果は、当プロジェクトの成果物として発行する報告書に収録する予定。
b)は、一般社団法人日本テレワーク協会により、テレワークの導入・活用、テレワーク普及に貢献した企業・団体等が毎年表彰されており、今回で15回目を数えている。JISAは、「約90万人が就労する情報サービス産業の業界団体として政府目標を上回る目標(2020年までに20%)を設定すると共に、テレワークを普及させる手法とロードマップの開発に着手し、進展シナリオの物差しとなる「成熟度モデル」で4つの段階を定義し、各段階ごとに何をどうすれば良いのか、ガイドラインを作成した」ことが評価されての受賞であることが報告された。
次に、福嶋 義弘部会長((株)アイテック 教育研究企画本部 顧問)からイノベーション人材部会の報告としてiコンピテンシ・ディクショナリの検討状況について説明があった。
また、事務局から新興市場プロジェクト経過報告としてバングラディシュとバーレーンの活動を報告した。
2. IoT連携プラットフォームに関する検討
前回の構想案の提示をふまえて、今回はその先行事例として、「データエクスチェンジコンソーシアム(DXC)」の橋本大也理事長をお招きし、DXCの活動についてご紹介いただいた。
3. 平成27年度事業計画骨子案に関する意見交換
最後に、策定中の平成27年度事業計画骨子案について事務局から説明し、意見交換を行った。
(田中)