要求工学知識体系REBOK(Requirements Engineering Body Of Knowledge) 第1版

要約

 要求工学知識体系 REBOK(Requirements Engineering Body Of Knowledge)とは、情報サービス産業協会(JISA)が要求工学の知識を実践の視点から整理し、体系化したものである。 ユーザとベンダが共通に利用でき,かつ,経営者,エンドユーザから専門家まで情報システムに関わるすべての人が要求工学を共通に理解できる基盤となることを目標としている。

特徴

  • 知識領域(KA: Knowledge Area),副知識(KU:Knowledge Unit),技術(Technique)の3層を基礎とし,その上位に,知識領域をグループ化した知識カテゴリで知識を体系化している。
  • REBOK共通知識カテゴリは、基礎知識である「要求工学の基礎」、「要求工学プロセス」、「実践の考慮点」と、要求開発に関する「要求獲得」、「要求分析」、「要求仕様化」、「要求の検証・妥当性確認・評価」、および全体の「要求の計画と管理」で構成される。
  • REBOK拡張知識カテゴリは、2つの分析(エンタープライズ分析、プロダクト分析)で構成される。
  • REBOKでは,プロセス知識領域が要求工学プロセスを構成する.「要求獲得」,「要求分析」,「要求仕様化」,「要求の検証・妥当性の確認・評価」が、相互に繰返すプロセスを構成する。

公開元

https://www.jisa.or.jp/publication/tabid/272/pdid/rebok2011/Default.aspx

(2014年9月)

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