内容紹介
一般社団法人 情報サービス産業協会(JISA)は、このたび情報システム開発の現場で、要求定義を組織的に実践するためのガイドライン「要求工学知識体系(Requirements Engineering Body Of Knowledge:REBOK アールイーボック)」を取りまとめ、刊行しました。
本書は、ユーザとベンダが共通して要求工学を理解し、活用するための知識を、実践の観点から整理し体系化しています。
我が国の情報システムの開発現場における実現技術(How)は、世界的に高い競争力があるにも拘わらず、その力を十分に生かし切れていないと指摘されてきました。その根本問題のひとつには、何を(What)作るか、どのような問題を解決するかを明らかにする、要求定義にあると考えられています。
要求定義を組織的に実践するための「要求工学」は、これらの課題解決の中核技術といえます。ユーザとベンダの双方が「要求工学知識体系」を活用して要求工学を実践することで、競争力の強化を図ることが期待されます。
目次
0 はじめに:要求工学知識体系(REBOK)概説
1 要求工学の基礎
2 要求工学プロセス
3 要求獲得
4 要求分析
5 要求仕様化
6 要求仕様の検証・妥当性確認・評価
7 要求の計画と管理
8 実践の考慮点
基本用語対照表
要求工学に関する標準・勧告・ガイドライン
概要等公開資料
お問合せ先
担当者:JISA事務局
Email:report@jisa.or.jp
備考