報告書『ソフトウェア開発委託基本モデル契約と解説』

要約

本報告書は、JISAが、METIモデル契約(第一版)に準拠して平成20年5月に策定した『ソフトウェア開発委託基本モデル契約書(平成20年版)』(以下「本モデル契約」という。)のガイドブックである。本報告書には、本モデル契約の逐条解説や本モデル契約に基づいた個別契約のサンプルなどを収録している。また、本モデル契約を短期少額取引や中小企業取引に活用する場合の留意点を示すとともに、それぞれの取引を想定した契約書や説明書のサンプルを掲載している。

※注釈
・METIモデル契約(第一版)とは、経済産業省から発行された報告書『情報システム・モデル取引・契約書(受託開発(一部企画を含む)、保守運用)<第一版>』に掲載された「METIソフトウェア開発委託基本モデル契約書」を指す。

特徴

(1)本報告書の特徴
・ユーザ・ベンダ間のソフトウェア開発委託取引について、契約の基本条項を理解し、各社の契約書づくりや契約交渉をする際の参考情報をまとめている。

(2)本モデル契約の特徴
・本モデル契約は、METIモデル契約(第一版)に準拠しつつ、ソフトウェア開発ベンダで構成された業界団体としての視点から若干の補正を行い、何をどのように規定すべきか、または規定した方が良いか、何故そうするのかを記載している。
・本モデル契約は、METIモデル契約(第一版)とほぼ同様、国民生活や社会経済活動の基盤である重要インフラと企業の基幹システムを対象としている。また、対等に交渉力のあるユーザ・ベンダを取引の当事者とし、共通フレーム2007による標準化された定義によって、部分的に前工程への手戻りを許容するウォーターフォールモデルの開発手法を用いたシステム開発を想定している。
・ユーザから変更を求められた場合の代替案をオプション条項として示している。

公開元

https://www.jisa.or.jp/publication/tabid/272/pdid/20-J006/Default.aspx

(2014年9月)

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