ソフトウェアイノベーションシンポジウム2025 経験報告 募集のお知らせ(10/24まで)

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2025年8月29日

 近年、社会課題は一層複雑かつ多様化し、その解決に向けてソフトウェアが担う役割はますます重要性を増しております。とりわけ、生成AIの急速な進展は、ソフトウェア開発に携わる技術者に求められる資質や能力を大きく変化させています。従来の実装力に加え、課題の本質を見極め、新たな価値を設計・創出する力への移行が、これまで以上に強く求められています。

 この転換期においては、ソフトウェアエンジニアリングで培われた原理や技術を堅持しつつ、生成AIや実世界データ活用など新たな領域との融合を進めることが不可欠です。こうした背景のもと、技術委員会では、トレンド情報の発信、実践的な開発事例の紹介、そして技術者同士の情報共有・交流の促進を目的として、「ソフトウェアイノベーションシンポジウム2025-未来を切り拓く人と技術の新たな挑戦-」を、本年12月18日に開催いたします。

 本シンポジウムでは、社会課題の解決や顧客価値の創出、生成AI活用などの先進的な取り組みを共有し、参加者同士が相互に学び合う場として「経験報告セッション」を設けます。

 つきましては、下記のとおり、本セッションにおける発表者を広く募集いたします。会員各位におかれましては、日頃の創意工夫や成果をご発表・ご共有いただく貴重な機会として、ぜひご活用ください。なお、特に優れた経験報告にはベストプラクティス賞を授与し、その取組を顕彰いたします。皆様からの積極的なご応募を心よりお待ち申し上げます。

1.募集内容

 ソフトウェアエンジニアリング(企画、開発、保守、運用、管理)の経験報告及び実践事例を募集します。本年度は「未来を切り拓く人と技術の新たな挑戦」をテーマとして、社会にインパクトを与える問題発見や顧客価値創出、生成AIなどの最先端技術を実践している、または検討している事例を積極的に募集します。

なお、テーマは下記の例のように幅広い事例を対象とします。
 (例) 
・利用者の安心・安全を担保する生成AI活用やAIガバナンスへの取り組み
・生成AIと既存システムの連携による業務効率化や新サービス創出
・大規模言語モデル(LLM)やマルチモーダルAIの活用事例
・ハイブリッドワークによるシステム構築の課題と解決策
・クラウドコンピューティングやエッジコンピューティングなど、新たな開発プラットフォームに対応した事例
・AI、ビッグデータ、IoTなどによる新たなデータの収集・分析・活用のアプローチ
・携帯端末、ロボット、センサなどを組み合わせたシステムの高度化
・AR/VR、UXなど、情報システムと利用者の新たな関係に注目したアプローチ
・アジャイル開発やDev(Sec)Opsなど新たな開発形態や既存プロセスの進化に
 向けた取り組み
・顧客や特定分野の専門家との協業による新たなシステム開発への挑戦
・利用技術や顧客との関係の変化に適応した要求工学、試験技術、保守運用、プロセス改善、情報セキュリティ対策の実践事例
・AIなどによる生産性向上がもたらす、新しい契約形態やビジネスモデルへの取り組み

2. 応募方法

(1)形式:発表資料をご応募ください。
 ■発表用資料 ※査読対象
  発表資料形式:MS-PowerPointファイル、あるいは1頁1スライドのPDFファイル
  ただし、スライドの冒頭3枚目までは下記URLの共通フォーマットで記述を
  お願いいたします。3枚目以降の、制限はございません。
  共通フォーマットは、次のURLからダウンロードしてください。
  https://www.jisa.or.jp/Portals/0/resource/seminar/sis/facesheet2025.pptx
  (注)応募の際は背景を無地・無色にしてください。

【重要】
 今回ご提出いただきたいのは、講演動画(約20分)用の発表資料を基本とした内容です。
 ただし、講演動画で利用した資料と全く同一である必要はありません。
 発表時にのみ使用するスライドや、動画には含めなかった補足スライドなどを加えていただいても構いません。
 シンポジウム当日のライトニングトーク(約5分)で使用する簡易資料ではありませんのでご注意ください。

(2)応募締切:2025年10月24日(金) 17時
(3)応募方法:sis@jisa.or.jpまで電子メールでお送りください。

3. 査読及び審査

 3名以上の技術委員会エンジニアリング部会査読Gメンバーにより、実践経験に基づく知見が含まれているか、技術者や開発者にとり有効であるかの観点で査読し、同査読Gにおいて発表者を決定いたします。
 応募者には、内容や表現に関する改善ポイント等を同査読Gからフィードバックいたします。

4.表彰

 発表の中から、当日優秀な発表を表彰いたします。

5. スケジュール

 8月29日(金) 経験報告 公募受付開始
 10月24日(金) 経験報告 公募締め切り
 11月17日(月) 採否通知(予定)
 12月18日(木) ソフトウェアイノベーションシンポジウム2025開催
      (場所:JJK会館)

6. 発表要領

(1)ライトニングトーク(発表)は、5分程度を予定しています。
(2)ライトニングトーク終了後、A4サイズで6枚程度を掲示するポスターセッションを行います。
(3)発表用の講演動画(20分程度)および資料(PDF)を各自作成いただき、イベント当日に協会Webページ上で公開いたします。講演動画の作成については、必要に応じて事務局がサポートいたします。
 ※イベント開催後、2週間程度アーカイブ配信を行います。
(4)イベント当日、講演後に参加者との情報交換パーティを予定しています。

7.主催

 一般社団法人情報サービス産業協会 技術委員会
 (委員長:冨安寛(株式会社NTTデータグループ))

8.技術委員会エンジニアリング部会査読G委員

 座長:位野木万里(工学院大学)
 委員:天野 めぐみ(伊藤忠テクノソリューションズ(株))
    斎藤 忍(NTT(株))
    伏田 享平((株)NTTデータグループ)
    吉田 良尚((株)構造計画研究所)
    山路 厚((株)デンソークリエイト)
    北川 貴之((株)東芝)
    前田 尚人(東芝デジタルソリューションズ(株))
    橋本 良太(日本電気(株))
    大下 義勝((株)日立ソリューションズ)
    福田 朋紀(リコーITソリューションズ(株))
    明石 光介((株)リンクレア)
 エキスパート:
    野中誠(東洋大学)
    井上克郎(南山大学)

9. 問い合わせ先:

 エンジニアリング部会査読G事務局
    sis@jisa.or.jp

【ご参考】経験報告 過去の受賞作品
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