平成25年6月4日、市場委員会価格モデル部会(部会長:宮地秀明、(株)インテックソリューションパワー代表取締役社長)がJISA会議室において12名の出席により開催された。
当日は
第2回及び
第3回の検討をふまえて、価格合意形成ガイドの作成に向けた論点について検討した。検討は行ったのは主に次の2点である。
1.ベンダの見積もりプロセスの参考提示
2.価格合意形成に必要な項目
上記1は、ユーザとベンダとの間で価格交渉を行うにあたり、ベンダがどのようなプロセスを経て見積価格を提示しているのかをユーザに明らかにした方が価格交渉をより円滑に行えるであろうということである。検討では、特に成果物がきちんと定義できなければ、価格を適切に見積もることができないということをユーザに理解していただくことが必要という認識で一致した。
また、上記2は本年度活動成果の中心となるものである。そこで、検討にあたっては、事前に事務局で用意した価格合意形成項目案に対して、委員に自社の状況についてコメントの提出をもとめ、これを取りまとめたものをもとに行った。
検討項目は次のとおりである。
・価格体系(開発量、生産性、完成時期、受注者の責任)
・仕様変更の取扱
・工程定義
・記述水準
・作業環境
・進捗報告
・納入
・検収条件
・知的所有権
・その他
この検討結果は広く取組を知らせる観点から、JISA会報に掲載することが了承された。
(田中)