第4回 企画委員会 企画部会

 平成23年10月7日、第4回企画部会(部会長:椎野孝雄、(株)野村総合研究所理事)がJISA会議室において17名の出席により開催された。

 今回は、(1)JUASとの連携(修正案)に関する検討(2)平成24年度事業計画に関する検討(3)JISA構造改革関連活動の進捗報告(4)情報システムに係る政府調達制度に関するJISA意見(案)の検討、を議題とした。


(1) JUASとの連携(修正案)に関する検討

 冒頭、前回了承を得た「JUASとの連携策」に関する社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)への提案申し入れの結果について事務局が報告した。

 提案は「クラウド時代のユーザとベンダの役割分担」をテーマに、今後のクラウド環境下で提供するサービスについてベンダとユーザの情報システム部門で意見交換する内容である。この結果、JISAとの連携には前向きに応じるとのコメントを得た。しかし、テーマについては、クラウドコンピューティングの捉え方が業種・業態によって様々であるので、議論の対象を絞り込む必要があるとの指摘があった。ただし、1対nで提供する共同利用型のサービスについては理解が得られた。

 そこで、今回は、共同利用型サービスをテーマとしてまとめた修正案について改めて検討を行った。

 この結果、そもそも本件は構造改革に向けたアクションプランのうち、パートナー型へのシフトのあり方を考えるために「ユーザとの関係強化のあり方に関する検討」として本年度当部会の企画としたものであるから、構造改革に向けたアクションプランを議論のスタートとすべきとの意見が出された。

 そこで、構造改革アクションプランの紹介を連携のスタートとすることで、再提案をまとめることとなった。


(2) 平成24年度事業計画に関する検討

 冒頭、第3回企画委員会(9月29日開催)にて承認された、事業計画策定方針及びスケジュールの説明が事務局から行われた後、島田委員長が企画委員会に提出され了承を得た「構造改革に向けたアクション(案)~来年度計画に向けた事前討議~」が紹介された。

 これは、構造改革に向けたアクションプランにより、中堅・中小会員の多くは、変革の必要性は認識できたが、リソース等の不足により実際の行動へ移せないでいるのではないかという問題認識に立ち、既存の委員会の枠組み・担当領域をベースとしつつ、さらなる組織間の連携・深化を通して、多くの会員企業の具体的行動を後押しできる取組みを検討しようとするものである。現行のアクションプランに基づく協会事業はもっぱら同プランの「業界としての課題」をベースとしているが、これは個々の会員企業のサポートも必要との視点に立っている。

 次回は、事業計画策定方針に基づき、各委員長から提出された活動テーマをもとに、事業計画案の検討を行う予定。

(3) JISA構造改革関連活動の進捗報告

 技術委員会が8月に公表した「クラウドコンピューティングが情報サービス事業者に与える影響とビジネス拡大に向けての提言」について、ソフトウェアエンジニアリング部会先端技術調査WG担当事務局から報告があった。

(4) 情報システムに係る政府調達制度に関するJISA意見(案)の検討

 当部会が設置した政府調達WGでの検討状況について事務局から報告があった。

(田中)

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