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2022.11.24

駐日パキスタン・イスラム共和国大使館、パキスタン高等教育委員会(HEC)
パキスタンのICT人材と日本での就職をマッチングする取組の紹介について

1.駐日パキスタン・イスラム共和国大使館 ※ホームページより和訳引用
 プロファウンドヴィジョン株式会社がパキスタンのICT人材と日本での就職をマッチングするバイリンガル・ポータル「FiTE(ファイト)」がスタート

 駐日パキスタン大使館は、高まる日本のICTエンジニアの需要に応えるため、可能な限り最善のサポートを提供するため、パキスタンと日本のICT産業の連携強化に取り組んでいます。

 具体的には、JICA によるパキスタンのICT産業に関するセクター調査の促進をはじめ、様々な施策を実施しており、パキスタンのICT大学向けにウェビナーも開催しています。日本最大のICT展示会Japan IT weekでは、パキスタンを代表して、「Tech Destination Pakistan(パキスタンが目指すIT立国)」とのメッセージをPRしました。また、スマートシテイに関するラウンドテーブルを開催、日本の地方自治体、学界、産業界と共同してパキスタンがICT人材の重要な供給源となることを強く印象付けました。さらに、日本のICT専門誌にパキスタンのICTセクターの強みを訴求する広告を掲載しました。加えて、日本の民間企業によるバイリンガルICT人材マッチング・ポータル「FiTE(ファイト)」の開発を支援し、パキスタンのICTエンジニアと日本のICT企業での仕事をマッチングさせ、フリーランスとしての就業を促進しています。

 昨日(9/21)は、イスラマバードのパキスタン高等教育委員会 (HEC)が、日本企業プロファウンド ヴィジョン株式会社と共同で、バイリンガルICT人材マッチング・ポータル「FiTE(ファイト)」の立ち上げを発表、運用をスタートさせました。

 パキスタン政府は、この新しいプラットフォームはパキスタンのICTサービスと優秀なICT人材を輸出する絶好の機会だと考えています。このため、両国のすべての主要なステークホルダーに対して引き続き関与して行く方針です。

 「FiTE」システムの特長は、パキスタンのICTエンジニアを日本で必要とされる詳細な職務仕様にマッチングさせることです。「FiTE」では、AIを活用して学力レベル、性格評価、ICTスキルの評価などを可能にしています。このマッチング・ポータルは、パキスタンの技術と専門性を駆使して開発されました。パキスタンの多くの大学では、学校のデータベースをこの新しいプラットフォーム「FiTE」に接続するための「MOU(Memorandum of Understanding:覚書)」にすでに署名をしています。

(引用元:https://pakistanembassytokyo.com/content/launch-bi-lingual-portal-“fite”-match-pakistani-it-graduates-jobs-japan)

2.パキスタン高等教育委員会(HEC)※ホームページより和訳引用
 パキスタンの高等教育委員会(HEC)は、プロファウンドヴィジョン株式会社と協力して、ICT エンジニアを橋渡しするための求人 Web マッチング・ポータル「FiTE」([Foreign IT Engineers https://fite.jp) が正式に立ち上がることを発表

 「2030 年までに 80 万人の ICT エンジニアが不足する日本のギャップを埋める」と題するセレモニーが9月28日(水)に HEC本部で開催され、その中で「FiTE」の立ち上げが発表されました。このセレモニーには、HEC 会長のムクタール・アハマド博士が主催者として登壇した他、プロファウンドヴィジョン株式会社CEO の塩原信夫氏、元駐日パキスタン大使、イムティアズ・アハマド氏、日本貿易振興機構(JETRO)カラチ所長の山口和紀氏他が登壇。会場にはパキスタン、日本両国の官界、ビジネス界の要人多数が参加しました。

 パキスタンの優秀なICT人材を日本へ紹介する事業を進めるプロファウンドヴィジョン株式会社は、3 年前から 「FiTE」 の開発をスタートさせていますが、日本は市場のニーズを満たすために 2030 年までに約 80 万人の海外からの IT エンジニア受け入れを必要としているとしています。「FiTE」 は、日本市場向けにパキスタンの技術で構築されており、パキスタンICTエンジニアの雇用機会の不足と日本のICT エンジニアの人材不足の双方のギャップを埋めるために設計された初のバイリンガルなマッチング・ポータルです。

 HEC会長のムクタール・アハマド博士は、スピーチで「FiTE」の立ち上げが持つパキスタン技術者にとっての重要性を聴衆に説明しました。すなわち、パキスタンの 244 の大学のうち 163 が IT 関連のプログラムを提供していること、108 の大学が工学プログラムを提供していることを語りました。毎年、40,000 人を超えるパキスタンの学生が現在 IT を卒業しているからです。加えて、日本は建国当初からパキスタンを承認した数少ない国の一つであることからも分かるように、日本とパキスタンには長い友好の歴史があると述べました。また、二国間の関係の強化における国際協力機構(JICA)の役割に感謝するとともに、「FiTE」と名付けられたWeb マッチング・ポータルがパキスタンの ICT エンジニアと日本の雇用主を結びつけることを強調しました。 当然ながら、こうしたICTエンジニアは日本に役立つだけでなく、パキスタンにも収益をもたらすだろうと述べ、パキスタンの人口構成のなかで大きな可能性を秘めた若者は 65% を占めており、若者は国に奉仕するだけでなく、友好国にも奉仕を提供すると語りました。このように、パキスタンと日本が互いに学び合い、高等教育を含む様々な分野での協力を拡大していくべきことを強調しました。

 続いて登壇した塩原氏は「FiTE」の背景について次のように説明しました。日本では少子高齢化が進み、若いソフトウェアエンジニアやITプログラマーの不足が日本におけるIT人材の需要を生み出していると述べ、さらに、パキスタンから ICT エンジニアを採用するさまざまな手段を模索するために、HECとプロファウンドヴィジョン株式会社は近い将来 MOUを結ぶことになるだろうと語りました。

 イムティアズ・アハマド元駐日パキスタン大使、ジェトロカラチ所長の山口氏他、登壇した著名人たちも「FiTE」の立ち上げの重要性を語りました。

 この日、会場ではパキスタンで起こった洪水被害者を悼み、励ますため、また、日本の元日本の安倍晋三首相の死に対する哀悼の意を表するために、それぞれ一分間の黙とうが捧げられました。

(引用元:https://www.hec.gov.pk/english/news/news/Pages/𝐑𝐞𝐜𝐫𝐮𝐢𝐭𝐦𝐞𝐧𝐭-𝐖𝐞𝐛-𝐏𝐨𝐫𝐭𝐚𝐥0929-5691.aspx)

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