近年、ネットビジネスのみならず、金融業、製造業、通信業などの分野がEarly Adapterとしてスクラムを中心としたアジャイル開発の適用を進めています。これらの分野でアジャイル開発の導入が進んでいるのは、激しいビジネス競争の中で新ビジネス創出を含む「価値のあるものをより早く作る」ことが求められているからです。アジャイル開発は、従来の「仕様書通りに安く品質のよいものを作る」ではなく、「価値のあるものをより早く作る」ための開発方法です。
本講座では、アジャイル開発活用の推進役が理解すべき、アジャイル開発における要求、スクラムの基本を学ぶとともに、アジャイル開発の導入に際する課題と課題を克服するための観点を学んでいただきます。
過去2年間に引き続き、今年度も本講座を開講いたします。昨今の新型コロナウィルス感染拡大の影響を鑑みて、今年度は完全オンラインでの開催となります。是非ご参加のご検討をお願いいたします。
講座趣旨 |
本講座は、e-Learning(ミニレポート作成有り)とオンライン型集合ワークショップを組み合わせた体系となっています。スクラムの構成要素及びアジャイル開発における要求の取り扱いを理解するためには、講義だけでは不十分でありグループでの実践体験が必要なため、集合型ワークショップも組み込んだ講座構成としています。
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日程 |
令和2年12月16日(水)~令和3年2月26日(金)
※下記日時は、オンライン型集合ワークショップ(Zoom開催)を実施する。
事前セッション:令和3年2月17日(水)17:00 – 18:00
本番セッション:令和3年2月26日(金)10:00 – 17:00
※なお受講開始後、集合ワークショップ開催日までに全動画を学習するようにしてください。
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受講料金 |
JISA会員企業30,000円(税込)
※登録後日、12月上旬頃に請求書をお送りしますので指定口座へお振込みをお願いします。
振込手数料はご負担ください。
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定員 |
12名(先着順)
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主催 |
一般社団法人情報サービス産業協会
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参加対象 |
※本研修はJISA会員限定です。
アジャイル開発活用の推進役となる人や、今後アジャイル開発の実行をリードする役割を担う人
(前提知識として、従来手法などによるチームに基づくソフトウェア開発の進め方を理解していること)
【オンライン型集合ワークショップ参加条件】
①必ず全てのe-Learningコンテンツを学習すること
※ワークショップは、アジャイルやスクラムの知識を前提に開催します。
②以下の環境を個人で準備出来ること
・Zoom
・Hatjitsu (https://hatjitsu.toolforge.org/):オンラインプランニングポーカー
・Mural (https://www.mural.co/):オンラインコラボレーションサービス
・Slack:コミュニケーションサービス
※Mural はChromeを使用する必要有り |
内容 |
e-Learningコース概要
module1:アジャイル開発超入門(講義動画:約35分)
module2:スクラム入門(その1)(講義動画:約25分)
module3:スクラム入門(その2)(講義動画:約35分)
module4:アジャイル要求入門(講義動画:約35分)
module5:エンタープライズアジャイルの可能性と実現への提言(講義動画:約60分)
※moduleごとに講師からミニレポートの作成を指示予定です。
詳細は以下PDFをご覧ください。
アジャイル開発講座「アジャイル開発の基本」コース詳細pdf
到達目標
・アジャイル開発の利点とウォーターフォール開発との違いを理解する。
・スクラムの実践に備えて、スクラムのイベント・役割・成果物を理解するとともに、それらの基本的な実践イメージを持つ。
・アジャイル開発における要求の体系を理解し、ユーザーストーリーを書いたり、ユーザーストーリーマッピングを基本的なレベルで実践できるようになる。
・アジャイル開発を活用する上での障害と、それらの障害を克服するための観点を理解する。
講師
株式会社オージス総研 技術部ビジネスイノベーションセンター
藤井 拓氏
■講師プロフィール
オージス総研にて技術部アジャイル開発センター長を務め、ソフトウェア開発プロジェクトの測定、アジャイル開発を含む反復的な開発手法やモデリングの実践、研究、教育や普及に従事してきた。また、エンタープライズアジャイル勉強会というコミュニティの実行委員長を務めている。
主な監訳書として、『アジャイルモデリング』(翔泳社、2003年)、『アジャイルソフトウェア要求』(翔泳社、2014年)、『発見から納品へ』(BookWay、2014)、『SAFe 4.0 のエッセンス』(エスアイビーアクセス、2018) 等がある。
認定スクラムマスター、認定プロダクトオーナー、SAFe Program Consultant 4、技術士(情報工学部門)、博士(情報学)。 |
問い合わせ先 |
JISA企画調査部 辻村・大原
TEL: 03-5289-7651
E-mail:online2018-owner@jisa.or.jp |
注意事項 |
※申込受付後、申込確認メールが自動送信されますのでご確認ください。
※必ず全てのe-Learningコンテンツを学習してから、ワークショップに参加するようにしてください。
◆事前学習(e-Learning)について
・オンライン動画プラットフォーム「Udemy」で、動画「アジャイル開発の基本(前編)」「アジャイル開発の基本(後編)」を無料公開しています。
Udemy サイト
アジャイル開発の基本(前編) アジャイル開発の基本(後編)
・Udemyでは無料でアカウントを作成できますので、個人アカウントを登録の上学習してください。
※Udemy上には、本講座の他にも多数の学習コンテンツがありますので、ご興味あるものがあればご自由にご視聴ください。当協会では、サービスデザインに関する動画も無料で公開しています。
デジタルトランスフォーメーション(DX)とサービス
◆ミニレポートについて
・レポートの提出日や提出方法は、講座開講後に講師よりご連絡します。
・レポートの文章量は、A4・1ページ以内です。
◆オンライン研修について
・本番セッションでは、オンラインツールを活用しグループワークに取り組んでいただきます。
・事前セッションでは、本番に向けたチームビルディングやオンラインツールの操作方法の確認を行いますので、必ずご参加ください。
・グループワークに取り組む上で、アジャイル開発に関する基礎知識が必要になります。必ず全てのe-Learningコンテンツを学習してから、ワークショップに参加するようにしてください。
・本番セッション/事前セッションに関する詳細は、講師や事務局から事前にお知らせいたします。
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