謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます
本年も倍旧のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます
令和五年一月
一般社団法人 情報サービス産業協会
会 長 原 孝
副会長 尾本 昇
副会長 佐々木 裕
副会長 長坂 正彦
副会長 福永 哲弥
副会長 舩越 真樹
副会長・専務理事 宮本 武史
原 孝会長 新年のご挨拶
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
年頭にあたりご挨拶をさせていただきます。
今年の干支は「卯」(う)でございます。卯は跳ねまわる姿から「飛躍」の象徴として尊ばれてきました。また子沢山であることから「豊穣」(ほうじょう)、「繁栄」(はんえい)のお守りとして大変に親しまれています。今年こそは、昨年までのある種の閉塞感のような空気を振り払い、まさに「飛躍」する年であることを願います。
しかし、現実に目を向けると日本も含めて、世界がロシアによるウクライナ侵略の影響を大きく多岐にわたり受けています。エネルギー、食糧といった分野で、我々も生活レベルで困惑をし、今まで経験したことのない物価高に直面しております。したがって産業界も大変大きな影響を受けています。将来に向けての見通しが大変に立てにくい状況が続いております。
そのような中で、我々ITサービス産業界は、統計数字でいくと右肩上がりです。結果的に需要(仕事)が多いと言えます。このことに素直に感謝をしたいと思います。であればこそ、今後、積極的に投資を行うべきであろうと思います。JISAは「人が輝く社会」の実現に挑戦をしています。昨年、JISA版ナショナルトレーニングセンター(NTC)のプロジェクトがスタートしました。世界で闘い、世界をリードしていくデジタル人材(ITアスリート と呼ぶ)を輩出することを大きな課題に掲げています。DX先進県である群馬県様の絶大なご支援をいただき、群馬県様が掲げる社会課題を解決すべく共に挑戦しました。このような発想と計画を持って、新しい価値を創出する人材という宝創りに長期的に取り組んでいきます。
天然資源の少ない我が国において、これからの20~30年にわたって、働き手の人々が、圧倒的に減っていきます。国家レベルで最も深刻な不足は”人”です。この現実に対して、量から質への根本的革命が必要です。今までの成功体験に頼らず、思い切った取り組みがせまられています。国家レベルの大きな課題です。「新しい価値を生み出す人材」、「新しいパフォーマンスができる人材」の輩出を求められています。そういった”人材”そのものが新しいテクノロジーだとも言えます。新しいビジネスを生み出すのは”人”です。国も、業界も、企業も、そして何よりも家庭、個人が人材育成輩出に向けてリソース(金)を投入すべき時です。
IT(デジタル)の力で子供たち、若い人が夢を語れる社会、そして高齢者になっても感動を味わうことのできる社会を創ろうではありませんか。
一般社団法人情報サービス産業協会
会長 原 孝