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データ流通部会 報告書 ~次世代データエコシステムに関わる技術・動向調査および情報サービス産業業界の協働の可能性に関わる考察~

R6-J007

データ流通部会 報告書 ~次世代データエコシステムに関わる技術・動向調査および情報サービス産業業界の協働の可能性に関わる考察~

価格(税込・送料別) JISA会員:- JISA会員外:-
PDFファイル 183ページ
刊行日 2025/07/25
著者 一般社団法人情報サービス産業協会 技術委員会 データ流通部会
発行元 一般社団法人情報サービス産業協会
内容紹介

 本報告書は、情報サービス産業協会(JISA)技術委員会データ流通部会が令和5年11月から令和7年5月にかけて実施した調査・考察の成果を取りまとめたものです。生成AI、データスペース、Trusted Webといった最新技術や概念を踏まえ、次世代のデータエコシステムの実現に向けた技術的・制度的課題を整理するとともに、情報サービス産業における企業協働の可能性について検討しています。

 なお、報告書は「エグゼクティブサマリー」「ビジネス編」「技術動向編」「トラスト、アイデンティティ階層編」で構成され、企業が普段の業務において実装可能なシステムデザインやトラストのあり方について具体的な示唆を提供しています。特に、Verifiable Credentials(VC)やDigital Identity Wallet(DIW)などの活用による認証・認可の設計仮説や、データエコシステムおよびトラストの技術理解や環境づくりの重要性について、AIの進化が情報サービス産業に与える変化を踏まえた論点の示唆、クラウドサービスなどのビジネス価値や社会効用の拡大に繋がるシステムデザインや思想の示唆が示されており、実務者にとっても有用な内容です。

 AI革命が情報サービス産業に与える変化は大きく、「データ」とAIモデルがリードする、AIネイティブなアプリケーションサービスを軸においたソフトウェア&データカンパニーへの志向において、本報告書における示唆が何かしらの参考としてお役にたつことを期待しています。

目次

<エグゼクティブサマリー編>
1. 調査・考察の概要
1.1 調査・考察の目的と実施内容
1.2 調査・考察の背景
2. 全体資料構成
3. 用語集

<ビジネス編>
1. ビジネス編の目的
2. データエコシステムに関わる技術を通じた、IT企業およびユーザー企業に裨益する価値
2.1 AIの進化が情報サービス産業に与える変化と、データエコシステムの取り組みの関係性
2.2 クラウドサービスやデジタルプラットフォームビジネスとの関係性
2.3 社会やビジネス環境とデータエコシステムの関係性
2.4 国内や海外の関連する動向
3. 次世代のデータエコシステム環境づくりの促進において、情報サービス産業業界の各社の協働が求められるアプローチの仮説検討
3.1 情報サービス産業業界の各社の協働が求められるアプローチ
3.2 (補足説明)協働が求められるアプローチの必要性
3.3 情報サービス産業業界の各社による有益な協働の取り組み内容の仮説

<技術動向編>
1.技術動向編の目的
2.データスペースやデータ連携基盤、Trusted Webに関わる技術の特徴
2.1 データスペースやデータ連携基盤、TRUSTED WEBに関する海外・国内の技術動向
2.1.1 データスペースに関する欧州の技術動向
2.1.2 データスペースやデータ連携基盤に関する国内の動向
2.1.3 Trusted Webの概要
2.2 各々のアーキテクチャの俯瞰・特徴
2.2.1 データ連携に必要な観点
2.2.2 データスペースに求められるもの
2.2.3 各データ連携基盤のアーキテクチャの特徴
2.3 各々のアーキテクチャの関係性や必要性
2.3.1 Gaia-XやDATA-EX、ウラノス・エコシステムの関係性や必要性
2.3.2 Trusted Webとデータ流通やデータエコシステムとの関連性や必要性
3. DFFT(Data Free Flow with Trust)と、データスペースやデータ連携基盤やTrusted Webの関係性、および必要となる要素
3.1 DFFTと、データスペースやデータ連携基盤やTRUSTED WEBの関係性
3.2 必要となる要素
4.データガバナンスに関わる論議の動向と関連する論点
4.1 データガバナンスに関わる論議の動向
4.2 データ主権について
4.2.1 本当に「非中央集権型」は必要なのか?
4.2.2 本当に「データ主権」は必要か?誰が望んでいるか?
4.2.3 データの共有は契約だけで保証できるか
4.2.4 企業は本当にデータを渡せるか?
【付録1】DATA-EX(CADDE)  機能概要
【付録2】ウラノス・エコシステム: サプライチェーン上のデータ連携の仕組みに関するガイドライン(蓄電池CFP・DD関係)
【付録3】ウラノス・エコシステム: 4次元時空間情報利活用のための空間IDガイドライン
GenericAPI
AirMobilityAPI

<トラスト、アイデンティティ階層編>
1. トラスト、アイデンティティ階層編の目的
2. トラスト、アイデンティティの論議の前段として関連する論点
2.1 トラストの論議の前段として必要となる、事業者確認の論議について
2.2 事業者の当人認証について
2.3 Trusted Webと、データエコシステムのトラストやアイデンティティの論議との関連性
3. Gaia-Xのトラストフレームワーク、Catena-Xオンボーディングプロセス、eIDAS2.0・EUDIWトラストフレームワークとの関係
3.1 Gaia-Xのトラストフレームワークについて
3.1.1 Gaia-X Trust Frameworkの概要
3.1.2 Gaia-X Digital Clearing House (GXDCH)の概要
3.2 Catena-XのオンボーディングプロセスにおけるGXDCHの動作
3.2.1 登録プロセスの概要
3.2.2 Gaia-X Trust FrameworkとeIDASの関係
3.2.3 Gaia-X Trust FrameworkとEUDIWの関係
3.3 EUDIWのトラストフレームワークについて
4. データスペースにおけるトラストやアイデンティティに関わる論議と、Trusted Webの取り組みや、事業者確認や当人認証に関わる論議の融合の期待
4.1 データスペースにおける事業者の認証・認可の検討の論点整理(将来課題と検討方向性)
4.2 データスペースにおける事業者の認証・認可の検討アプローチ仮説
4.3 VCおよび事業者DIWの活用の仮説
4.4 今後、深掘り検討が必要となる論点ポイントの仮説
4.5 【補足説明】仮説1:認可制御補助デバイスとしての活用のメリット
4.6 【補足説明】信頼できるアイデンティティ・プロバイダー(例:GビズID)とのID連携(フェデレーション)」の仮検討

概要等公開資料
データ流通部会 報告書
~次世代データエコシステムに関わる技術・動向調査および情報サービス産業業界の協働の可能性に関わる考察~
 01<エグゼクティブサマリー編>
 02<ビジネス編>
 03<技術動向編>
 
04<トラスト、アイデンティティ階層編>
お問合せ先

担当者:事業推進本部 溝尾
Email:report@jisa.or.jp

備考

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