「JISA Awards 2020」受賞者を決定

印刷ページを見る

2020年6月12日

  一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)は、このたび、独創性が高く、国際的に通用するシステムの創造者を表彰する「JISA Awards 2020」のWinnerを1件、以下のとおり選定しました。

1.受賞者(「JISA Awards 2020」Winner)

○仮想セキュアネットワーク空間プラットフォーム「amigram」
    株式会社網屋(本社:東京都中央区)
 既存ネットワーク上に仮想ネットワークを作成し、セキュアで柔軟なネットワーク空間を提供するシステム。
 クラウド上から設定変更ができるため、ネットワーク構築・運用が格段に容易になるだけでなく、高セキュリティなリモートワーク環境も短期間に実現する。

2.「JISA Awards 2020」Finalist

○NEC健診結果予測シミュレーション
    NECソリューションイノベータ株式会社(本社:東京都江東区)
 予防的健康診断を実現するため、NEC独自のAI(異種混合学習技術)を活用した予測モデルにより、過去の健康診断データから将来の健康状態と生活習慣を見直した場合の健康状態を可視化することで、健康課題へのフォローを支援するシステム。

○DX Solution for Retail スマートストアを実現する次世代型リテールソリューション
    伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(本社:東京都千代田区)
 ITで省人化・無人化を実現する新たな店舗形態「スマートストア」構築のため、店舗に設置するセンサーやカメラ導入から、データを活用したマーケティング、メーカーと小売・流通などのデータ連係まで、統合的なサービスを提供するリテールソリューション。

3.「JISA Awards」の趣旨

 あらゆる産業がソフトウェアを駆使して、新たなイノベーションを起こしていくデジタルビジネス時代において、情報サービス産業には、その先頭を走り、大きな革命を起こしていく使命があります。
 これを全うするためには、情報サービス企業が切磋琢磨し、独創的かつ国際的に通用する質の高い技術・ノウハウ・製品・ITサービスの創造に鋭意取り組んでいくことが重要になります。
 また、情報サービス企業が経営高度化を図り、マネジメントシステム及び諸制度を改革し、グローバルにその先進性を示すことにより、名実ともに魅力ある産業としての基盤を築いていくことも必要となります。
 このような認識のもと、JISAでは平成23年度に、上記のような取組を奨励・促進するとともに、その成果を業界内外に示すことにより、情報サービス産業の存在感と重要性を広く社会に情報発信していくための方策の検討を行った結果、表彰制度「JISA Awards」を創設。今回は9回目となる「JISA Awards 2020」を実施しました。

4.選定方法

 令和元年11月よりJISA会員企業(子会社及び団体会員傘下企業を含む。)を対象に公募を行いました。応募のあった12件について、選考委員会(委員長:坂村 健氏(東洋大学 情報連携学部 学部長))において書類選考を行い3件をFinalistとして選出、さらに応募者のプレゼンテーションにより選考した結果、1件をWinnerに決定しました。

※選考委員会の構成は、以下のとおりです(五十音順)。
 委員長 坂村 健     東洋大学 情報連携学部 学部長
 委 員 青山 幹雄  南山大学理工学部 ソフトウェア工学科 教授
  〃    奥村 明俊  独立行政法人 情報処理推進機構 理事
  〃    土井美和子  国立研究開発法人情報通信研究機構 監事
  〃    夏野 剛   慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特別招聘教授

4.授賞式・記念講演会

 令和3年1月7日のJISA賀詞交歓会において授賞式を行います。また、後日受賞者による講演を行う予定です。

 >>JISA Awardsページ

  問い合わせ先:(一社)情報サービス産業協会 広報サービス部 press@jisa.or.jp

  •  

このページの先頭へ▲