業務システムの標準化

一般企業のビジネスプロセス全般の標準化の視点は、これまでBPR(ビジネスプロセスの再構築)や、EA (エンタプライズアーキテクチャ)というキーワードで表現されてきている。後者は著名な Zachman Framework(ザックマンフレームワーク)や、米国政府のFEA(Federal Enterprise Architecture: )、The Open GroupのTOGAF(The Open Group Architecture Framework)といったモデルが提唱されてきている。

標準化の視点からは、ISO/IEC/IEEE 42010:2011 Systems and software engineering — Architecture description、および米国でのIDEF表現モデルなどが標準化の仕組みの例として挙げられる。
一方、ビジネスモデルを追求してきた団体BPMIが、2005年にOMGと統合し、OMGの持つUML記法なども活用して一つの標準化Business Process Modeling Notation (BPMN)の提案を行っていることもよく知られている。

また、製造プロセスの視点からエンタプライズアーキテクチャのデジュール標準化を行っているのがISO 15704 Requirements for enterprise-reference architectures and methodologies のシリーズである。この規格の関連規格には、ISO 19439 (Framework for enterprise modeling)、ISO 19440 (Concepts for enterprise modeling)なども含まれる。

(2013年12月)

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