ITスキル標準V3 2011

要約

「各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標であり、産学におけるITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等に有用な「ものさし」(共通枠組)を提供しようとするもの」である。

http://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/itss1.html 『ITスキル標準とは』より引用

特徴

・職種-専門分野(マーケティング、セールスまでをも含む)(11職種-35分野)]と[レベル(7段階)]から成る2次元マトリックス状での規定がなされている。社員個々の、現在の職務、保有スキル内容と、この規定とを照合することにより、その社員の持つスキルのレベルづけを行うことができる。
・[概要編]、[キャリア編]、[スキル編]の3部構成から成っており、各部の位置づけは、以下の通りである。
-[概要編]:ITスキル標準が的確に理解され、適切に企業へ適用されるように、体系や用語の定義、趣旨を明確に示す。
-[キャリア編]:ITスキル標準で規定されている各職種の内容と、それぞれの達成度指標を示す。
-[スキル編]:スキルディクショナリ、スキル領域、スキル熟達度、研修ロードマップ(テクノロジ、メソドロジ、プロジェクトマネジメント、ビジネス/インダストリ、パーソナル)を示す。
・各社の実情に応じてこれを適宜カスタマイズして活用する、というケースを想定しており、別途「ITスキル標準活用の手引き」や、企業での導入事例集が2010年以降IPAのホームページに公開されている。
・2012年3月に公開された「ITスキル標準V3 2011」では、カスタマサービス(CS)職種が改訂された。他職種の定義内容についてはITスキル標準V3 2008(2008年10月公開)から変更はない。

公開元

https://www.ipa.go.jp/jinzai/itss/download_V3_2011.html

(2015年7月)

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