機能要件の合意形成ガイド

要約

発注者と開発者(受注者)との認識の齟齬や、互いの意図とは異なる理解をしたことに気付かないまま開発が進んでしまう状態を防止することを目的として、発注者視点での設計書ドキュメントの記述やレビューに関する「コツ」を集約・整理したもの。

特徴

・国内主要SI事業者9社による「実践的アプローチに基づく要求仕様の発注者ビュー検討会」により作成され、現在IPAに譲渡されている。
・発注者ビューとは、発注者のものの見方や目線のことであり、外部設計工程における各種設計書に対する発注者の理解容易性に貢献する伝達手段を定義している。これにより「システム像の共有」を図る。
・WEBベースのアプリケーションシステムを想定し、「システム振舞い」「画面」「データモデル」「外部インタフェース」「バッチ」「帳票」の6つの項目において設計書と関連する資料の表現や確認方法、レビューの方法を「コツ」として集約している。
・「コツ」は、誤った理解を防ぐ、あるいは見つけ出すためのポイントと、誤った理解に誘導したり、誤りの発見を困難にするポイントの2つの観点に絞り、開発現場の設計事例から抽出している。

公開元

http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20100331.html

(2014年9月)

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