IT投資価値評価に関する調査研究(IT投資価値評価ガイドライン(試行版)について)

要約

「必ずしもITのプロでない経営者が、IT投資をいかに捉えるか」というマネジメントの重要ポイント、および経営者が新規投資を評価する場合の重要ポイントの観点から、達成度合いを図るチェックリストと改善のヒントを提供することをねらいとしている。本ガイドラインはIT投資価値評価に関する調査研究事業として、(社)日本情報システム・ユーザー協会に委託し、調査、検討したものを2007年12月に経済産業省が公表したもの。

特徴

・「経営課題に対するIT投資の位置づけ」及び「IT投資の意思決定、評価体制」について、マネジメントの重要ポイントをチェックリストとして挙げ解説している。
・IT投資評価の現状として「企業IT動向調査2007」(経済産業省委託事業)の分析を行い、IT投資対象の現状と今後の方向性、IT投資評価の実施状況をまとめている。
・IT投資評価の実施を「構想・企画時」「実行計画承認時」「開発完了後」の3段階とし、それぞれ「経営戦略との適合」「投資費用」「投資効果」「プロジェクトマネジメント」の各視点からの評価項目をチェックリストとして明示し、さらに内容を解説している。
・上記の評価項目ごとのチェックポイントについて点数評価し、一定基準以下の場合は再度担当者に説明を求めるか議論しなおす必要がある、など評価の基準を提示している。

公開元

http://www.juas.or.jp/product/detail/product.asp?id=445008

(2014年9月)

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