要約
これまで、IT投資の評価についてどのような方法があるかを羅列したものはあったものの、どのような場面で・どのような投資に対し・どのような評価手法が適用可能なのかまで、具体的に説明したものはなかった。本ガイドラインではIT投資マネジメントのプロセスとIT投資の評価方法の考え方が具体的に提示されており、IT投資プロジェクトを推進する際に有用な内容となっている。
特徴
・「ガイダンス編」「理論編」「実践編」「手法編」「リファレンス編」の5部構成となっており、必ずしもすべてを順番に読む必要はなく、それぞれ必要な部分だけで活用できるように構成されている。(レファレンス編のみ非公開)
・対象読者は以下の通り
・情報戦略統括役員(CIO)あるいは中小企業の経営者
・全社ITマネジメント組織担当者
・戦略的事業ユニットのIT部門担当者
・個別IT投資プロジェクト担当者
・組織のIT投資に関する経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家
・IT投資マネジメントを推進する際の参考となるように、戦略目標、評価の考え方、評価指標、KPIを記述した様式集が収録されている。
・2007年度に行ったベストプラクティス調査の中で特に優れたマネジメントプロセスに基づいてIT投資マネジメントを実践していた企業の事例が掲載されている。
公開元
http://www.jipdec.or.jp/library/publications/itinvestment_managementguideline.html
(2015年7月)