S5b チュートリアル


           

講演タイトル

アジャイル開発とスクラム ~ 顧客・技術・経営をつなぐ「スクラム」の起源は日本にあった!

講師

株式会社チェンジビジョン
代表取締役社長

平鍋 健児

概要

日本でも採用が進んできたアジャイル開発ですが、その根底には、80年代日本の製造業で行われていた暗黙知を利用した新製品開発手法があります。
現在アジャイル開発において注目されている「スクラム」。その名前は、なんと日本が起源なのです。野中郁次郎らが1986年に書いた論文には、製品への要求を顧客との共体験を通して学び取り、それを仕様書ではなく「身体」で開発に運ぶ、思いの伝達者としてのプロダクトオーナーの姿、そして、情熱と知識を生かすチーム作りの手法が「スクラム」として生き生きと書かれています。
この小セッションでは、アジャイル開発手法の概要をおさらいした後、知識創造モデル、および、実践知リーダーシップ、スクラムを中心にわかりやすい事例を含めてお話したいと思います。

プロフィール

平鍋健児(ひらなべけんじ)
株式会社チェンジビジョン代表取締役社長。
株式会社永和システムマネジメント副社長。
3次元CAD、リアルタイムシステム、UML/SysMLエディタastah*(旧JUDE)の開発等、20年以上のソフトウェア開発経験、うち10年のアジャイル開発経験をもち、開発現場をより生産的に、協調的に、創造的に、そしてなにより、楽しく変えたいと考えているコンサルタント。
XPJUGアドバイザリ、要求開発アライアンス理事、を務める。
著書『アジャイル開発とスクラム~顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』、『ソフトウェア開発に役立つマインドマップ』、共著『要求開発』、翻訳『XPエクストリームプログラミング導入編』、『リーン開発の本質』、『アジャイルプロジェクトマネジメント』、監訳『アート・オブ・アジャイルデベロップメント』など多数。

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