第8回 ソフトウェアエンジニアリング標準化研究会

印刷ページを見る

 平成31年2月19日(火)16時から18時まで、第8回ソフトウェアエンジニアリング標準化研究会(幹事:川田葉子、(株)構造計画研究所 PM品質保証センター)が JISA会議室において11名(事務局含む)の参加を得て開催された。
 議事は以下の通り。

  1. 全体ディスカッション
    1. 生産技術アジャイル開発プロセス標準のご紹介
      1. 東芝デジタルソリューションズ 加藤氏
        東芝デジタルソリューションズではDXにむけて、CommonStyleを提供している。
        ITモダナイゼーション…既存システムを活かし、段階的に変えていく。
        共通基盤技術を活用したものづくり
        アジャイル開発標準「AgileDS」
        ・ソリューション創出型
        ・要件定義型
    2. フリーディスカッション
      1. プロジェクトの状況を人に依存せずに定量的に評価する方法
        1. 南山大学の青山幹雄先生が自社の定量評価方法の作り方を解説している
        2. NTTD 斉藤忍さん → 要件定義の定量的評価
        3. 元東京海上 菊島靖弘さん → ImprovAbility
           JISAにレポートあり:プロジェクト健全性評価
      2. プロジェクトの定量評価指標に何を使っているか(SLOCなど)
        1. 目的は生産性とQCD観点
          プロジェクト属性に応じて計画時の生産性と実績をFPで取る
          通信制御などの内部処理はFPで過小評価されるので、要件定義時に見積もりを算出できるパラメータを作ろうとしている。
          WBSの積み上げ、FP、SLOCを併用で整合性を論理的に説明できるかを確認している。また、標準ドキュメントを提供していたが、顧客によって工数がブレるので標準化は難しかった。
          一次請けの時はIPAの故障密度などを利用している。
  2. グループ別討議
    1. 世の中の標準化のマッピングを行うグループ
       ペーパープロトは作ったので、今までの成果を次回までに転記して作成する。
    2. テーマ別研究を行うグループ
       成果物:顧客と要件定義を上手に進めるためのパンフレット
       これからシステム提案をするタイミングで、お客様と合意する観点がまとまっているもの。顧客に協力してほしいこと、段取り、リスクなどを記載する。

 次回開催予定は4月。

(會木)

  •  

このページの先頭へ▲