第2回 VSE(基本開発プロセス)研究会

印刷ページを見る

 平成30年7月17日(火)に第2回VSE(基本開発プロセス)研究会(幹事:宮迫久浩 (株)リンクレア)が開催された。出席者は事務局含め8名。

 「VSE標準 導入の手引き」(2014年4月発行)の改訂箇所のうち、「リスク識別」についてレビューを行った。「リスク」の捉え方が、従来は「回避、転嫁、低減、受容」と考えていたが、現在では良い方向あるいは悪い方向のいずれにおいても、目的から乖離すれば「リスク」と捉えている。プロジェクトマネジメントとしてはわかりやすい考え方だが、開発者に理解を得やすいかどうかは、議論の余地がある。「言葉の定義」として示すに留めてはどうかなど、対象読者をいま一度確認し、書きぶりを見直す。

 また前回の議論から発した初心者向けのガイドブック制作については、「初心者」とはどういうエンジニアを指すのか、委員間で認識にズレがあり、今後もブレインストーミングを続けて、初心者像を明確にし、記述内容を詰めていく。

 最後にJIS X 0165-2の改訂について、11月までに情報規格調査会に申請する必要がある旨、SC7/WG24リエゾン委員から情報提供があった。本規格は、当協会の標準化部会(平成24年当時)で策定した経緯があり、このまま看過するわけにはいかないのではないか、との指摘があった。

 次回は9月18日(火)に開催する。

(鈴木)

  •  

このページの先頭へ▲