第1回 ソフトウェアエンジニアリング標準化研究会

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 平成30年6月19日(火)16時から18時まで、第1回ソフトウェアエンジニアリング標準化研究会(幹事:川田葉子、(株)構造計画研究所 PM品質保証センター)がJISA会議室において11名(事務局含む)の参加を得て開催された。

 議事は以下の通り。

  1. 事例紹介
     (株)セック 土井憲雄委員から「開発プロジェクト品質改善の取り組み」と題して、同社の標準化活動について紹介があった。同社では品質管理及び品質保証に対して、組織としてどのように取り組むか、現場への負担を極力抑えつつ、品質改善活動を現在進行形で推進している。
     質疑ではプロジェクトごとのリスク分析をどのように行っているか、不採算プロジェクトにならないための工夫等、議論が活発に行われた。
  2. グループ別討議
    1. 世の中の標準化のマッピングを行うグループ
      ・要件定義に関わる標準を洗い出し、フォーマットに落とし込んで整理した。次回は、ヌケモレを確認しながら、要件定義プロセスに対する標準規格や業界標準、品質特性、技法を追記していく。
      ・また要件定義以外に、たとえば問題解決技法を取り上げる予定。
    2. テーマ別研究を行うグループ
      ・品質上の問題が発生する前の「兆候」を捉える方法について検討を進めた。特に赤字プロジェクトになる前にできることを今後検討する。
      ・今回はプロジェクトが進行中でもできる定量的把握、マネジメント、外注管理、予実比較評価に着目した。
  3. その他
    ・SC7/WG24で「Software Assurance」に関する書籍が紹介された。世界的に利用されている標準をまとめた本とのこと。読み合わせをするかどうかも含め次回以降、検討する。
    ・「IoT時代のシステム開発アプローチ〜システムズエンジニアリングの薦め〜」の講演調整を進めるよう、事務局に要請があった。
    ・次回は事例発表に替えて、IPA「制御システム セーフティ・セキュリティ要件検討ガイド」の講演を行う。
    ・次回開催は7月24日(火)16時から18時までを予定。

(鈴木)

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