平成29年7月31日、第3回 ITアーキテクトコミュニティ(幹事:今村大輔 東芝デジタルソリューションズ(株))がJISA会議室において、18名の参加を得て開催された。
本年度は、コミュニティ参加者それぞれが、第1回会合で決定したテーマに沿って10分程度の説明を行い、その内容を起点にメンバ同志で議論をするショートセッションと、個別テーマに沿った集中講義+グループ討議を予定している。
今回はショートセッションとして、『ブロックチェーン』について議論を深めた。
ディスカッションポイントは以下の通り。
- ブロックチェーン技術者に関する議論
- アーキテクトとしてのブロックチェーン技術への対応(取り組み状況、今後の見通し)
- RDBとの比較、導入見通し(実証段階においてどのようなイメージを持たれているか)
- ブロックチェーン基盤技術に関する議論
- パブリック型とプライベート/コンソーシアム型(企業向けの中央集権化とのバランス)
- ファイナリティ有無(コンセンサスアルゴリズムの良し悪し)
- 標準化(基盤、データ、システム評価軸)
- 最新のトピックスに関する議論・ビットコイン(The Blockchain)分裂問題、ICO(Initial Coin Offering)、・DAG(Directed Acyclic Graph)、IOTA、量子コンピュータ、量子鍵配送
当初の予定では、ブロックチェーンに加えてマイクロサービス・アーキテクチャにおけるデータモデリングに関する議論を予定していたが、活発な議論が行われたため、後者のテーマは次回以降に持ち越しとなった。
次回は8月末に開催を予定している。
(佐藤)