第4回 標準化部会 VSE標準普及WG

印刷ページを見る

標準化部会VSE標準普及WG(座長:伏見諭、東海大学)が7月16日、JISA会議室2において開催された。委員7名が出席した。

前回議事録を確認したのち、現在作成中のVSE国際規格を活用するための解説書『スマートで信頼のおける小規模ソフトウェア開発の手引き』の検討を行った。

第2章「ソフトウェア組織の業務内容とプロセス」の修正案では、小規模開発組織について、日本では下請け企業のイメージが色濃く、顧客のニーズを直接、把握しえない状況で開発にたずさわることも多いなど、日本の情報サービス産業独自の事情を踏まえた記述であったが、国際規格策定の議論では小規模開発組織が下請け企業とは受け取られていないことなどが議論になった。修正案については、日本の事情に配慮しつつ、開発者とともに発注者、顧客、利用者などの視点を追加することにさらに修正することになった。

VSE規格は軽量なプロセスを目指して策定された。アジャイル開発も同様に軽量を特徴としている。アジャイルとVSEのそれぞれの特徴など記載した対比表については、アジャイルだけでなく、インクリメンタルなどの他の開発方法論とも比較出来るような表とすることになった。

3章「VSE標準プロセス解説」については、JIS化されていないエンジニアリングプロセスに関する用語を統一するため、使用頻度の高いアクティビティに関する訳語を検討し確定した。また、他の用語の訳語についても、作業成果物を規定する国際規格(ISO/IEC15289)などJIS化されている国際規格の用語を参考にすることになった。

4章「VSE活用方法」に組込まれる活用例として、半導体デバイスを開発するプロジェクト例が検討された。システムテストなどにVSEが適用されたもので、説明を追加することになった。

5章はVSE規格にかかわらず開発作業上でヒントになることを取り上げているが、VSE規格に関するものは付録とし、他の章に組込むか囲み記事とするものなどに整理することになった。

次回は、8月27日(火)に開催する予定。

(尾股)

このページの先頭へ▲