第3回 技術委員会

 平成25年3月7日、第3回技術委員会(委員長:國井秀子、リコーITソリューションズ取締役 会長執行役員)が開催された。出席者21名。

 当日は本委員会傘下部会及びWGの活動報告と、「平成25年度事業計画(案)」に対する質疑応答を行った。

 ソフトウェアエンジニアリング部会からは、SPES企画WG、REBOK普及及び企画WG、クラウド技術調査WGの進捗状況を報告した。

 SPES2013は7月24日(水)~25日(木)の二日間に亘って開催される、JISAの技術シンポジウムである。今回は一日目に将来を先取りしたテーマで講演会とパネルディスカッション、二日目に現場による現場のための事例、チュートリアル等のセッションを構成し運営する。一日目のテーマは「みんなの知恵で取り組むクラウド/ビッグデータ時代~新たなビジネスの創造~」とし、基調講演には統計数理研究所 丸山宏氏、招待講演にはパナソニック(株) クラウドソリューションセンター 梶本一夫氏、アマゾン データ サービス ジャパン(株) 堀内康弘氏、またパネルディスカッションは、この丸山氏をモデレータとして、梶本氏、堀内氏、SIerから1名の4名体制で本テーマについて、会場の参加者とともに議論を展開する予定である。また、二日目の事例研究は、現在広く「経験報告・研究成果」を募集(https://www.jisa.or.jp/seminar/spes2013/callforpaper.html)している。査読付で、かつ採択者は共同研究者1名とともに、全セッション及び情報交換パーティに無料で参加できる特典がある。奮ってご応募いただきたい。

 REBOK普及及び企画WGでは、事例研究を進めるとともに、4月情報処理学会が発行する実務家向け論文誌「デジタルプラクティス」要求工学特集号への寄稿及び論文投稿の状況を報告した。本誌では浜口会長と國井副会長との対談も掲載される。要求開発に従事するすべてのエンジニアの技術力向上に資する論文を一冊にまとめた。

 クラウド技術調査WGでは、DevOpsやクラウドを利用したシステムのSLAについて、有識者による講演会を開催した。今後はクラウド基盤を利用したシステム開発プロセスの調査、システムソリューションにおけるSLAの定義など、クラウド基盤を活用したシステムインテグレーションサービスの実践に資する提言と課題等を取りまとめる。

 標準化部会からは、情報規格調査会との連携報告及びISO規格策定動向、健全性評価指標WG、VSE標準普及WG、ITBIZ標準ガイドブック改訂WGの進捗状況を報告した。

 健全性評価指標WGでは、2月の情報処理学会主催「ソフトウェアジャパン2013」での講演の報告と、ユーザ視点での評価指標の策定の進捗状況について説明した。

 VSE標準普及WGは、VSE規格解説書の策定にむけて、起稿と全体の読み合わせを進めている。解説書は6月を目処に発行予定である。

 ITBIZ標準ガイドブック改訂WGは、平成22年5月に発行した「ITビジネス標準化に役立つ情報をまとめて紹介する本」の改訂作業を継続、新たに注目を集めている規格やガイドラインの調査を進めている。26年度早々の発行を目標にしている。

 技術調査部会からは、JISAが実施する「情報サービス産業における技術成熟度調査」の中間報告と、JISAが調査票作成に協力した、IPA「ソフトウェア産業の実態把握に関する調査」の進捗報告を行った。技術成熟度調査は、昨年度と比較して実績指数があがったのがクラウド関連技術やオープンソースであること、回答者の属性による関心度の相違などを紹介した。IPA調査は4月にレポートが発行される。

 情報セキュリティ部会では、短期的には情報セキュリティ訓練のベストプラクティスのとりまとめ、長期的には高度情報セキュリティ人材育成に関する提言の取りまとめを目標に活動する。情報セキュリティ訓練は、セキュリティに対する警戒意識を日常的に保つために、もっとも適切な方法のひとつである。訓練を継続することは、安全なシステムを維持するのに役立つと考えられる。

 「平成25年度事業計画(案)」では、現在の技術委員会での活動が継続的に実施されること、新たな技術トピックに柔軟に対応できるよう、企画部会を設置することを説明した。部会名と活動テーマとが必ずしも適切に分類されていないところもあるが、活動内容については大筋で合意を得た。

(鈴木)

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