令和6年5月14日に第1回技術委員会(委員長:尾本昇 伊藤忠テクノソリューションズ(株) 理事、副委員長:冨安寛(株)NTTデータグループ常務執行役)が、JISA会議室及びオンライン(Zoom)によるハイブリッド方式にて開催された。参加者は15名。当日の報告内容の要旨以下の通りである。
1.委員長挨拶
尾本委員長より「本日は、令和6年度最初の会合で、企画書について議論をする。また、令和6年度JISA総会で、JISA役員を退任する。その関係で、冨安副委員長に技術委員長を引き継ぐ。」と挨拶があった。
2.令和6年度技術委員会・企画書案の決定について
令和6年度の企画書を確認した。「令和6年度事業計画」より、の所管テーマは以下の通り。
・先端デジタル技術の探索/探求、社会実装力の醸成
・IPAとの連携によるソフトウェアエンジニアリングの革新
・重要情報を扱うシステムの要求策定ガイドの普及・啓発に向けた協力
・サイバーセキュリティ技術への対応
・技術コンテストの企画/運営
また、会員企業における先進デジタル技術への探索/探求、社会実装力の強化を推進するため、ユーザーにおける内製化進展によるデジタル技術応用等に関する議論、エンジニアのスキル向上を促進するためのイベントSISの企画・開催、IPAとの連携によるソフトウェアエンジニアリングの革新に向けた取り組み、先端デジタル技術の実態調査や事例研究等をもとにした、技術動向の取りまとめ、会員向けサイバーセキュリティの脅威や対策に関する調査等を行う。それらの活動を具体的に実行するために、委員会のもとに1つの実行委員会、4つの部会を設置する。
3.IPA モダナイゼーション委員会について
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)では新時代のソフトウェアエンジニアリングを議論する「ソフトウェアモダナイゼーション委員会」を令和6年度に設置することになりJISAでは、技術委員会で検討してきた。
技術委員会からは、主査、委員に3名推薦して、対応する。なお、委員会は、JISAの他、業界団体、有識者でメンバーが構成される。
4.政策提言委員会との連携について
政策提言委員会及び内部連携部会に技術委員会から関係者として、3名参加している。技術委員会としての政策提言委員会が定めた第1フェーズの提言案について意見交換を行った。
今後、技術委員会として、意見をまとめ、政策提言委員会に意見を提言する。
5.部会活動について
データ流通部会、技術調査部会、エンジニアリング部会、サイバーセキュリティ部会について、各部会長及び事務局より活動報告か行われた。
6.JISA会報2024夏号について
事務局より、JISA会報2024夏号の特集で、IPAソフトウェアエンジニアリング調査の結果紹介に関わる記事を掲載することが報告された。
7.その他
次回会合日程は未定だが、JISA総会以降に予定している。
(溝尾)