第3回 技術委員会

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令和5年5月29日(月)、第3回技術委員会(委員長:佐々木裕 (株)NTTデータ 取締役常務執行役員)がZoomによるテレカンファレンスにて開催された。参加者は16名。

 冒頭、佐々木委員長より「本日は、令和4年度最後の技術委員会に当たるため、各部会等から本体制における2年間の取り組みの総括となる発表をお願いしたい」と挨拶があった。

 次に、部会長及びリーダから、デジタル技術部会、情報技術マップグループ、要求工学グループ、アジャイル開発グループ、サイバーセキュリティ部会、環境データセンタ部会の活動状況が報告された。

 デジタル技術部会については、端山部会長が、新たな技術にも注目しているが、デジタル技術による業務効率化に注力している現状と、今後取り組むべきテーマとして、人材育成の充実やユーザサイドにおけるデジタル技術への理解促進について報告した。6月に報告書を公開予定。
 情報技術マップグループについては、山口リーダより、要素技術の利用に関する調査結果と、令和4年度追加した技術及び次年度追加予定の技術について報告があった。6月に「2023年版 情報サービス産業における情報技術マップに関する調査報告」を刊行予定。
 要求工学グループについては、位野木リーダより、2年間の成果として出版した「Digital Transformationのための要求獲得実践ガイド」の説明があった。
 アジャイル開発グループからは、福田リーダより、JISA会員のアジャイル開発適用状況について実施した「情報サービス産業におけるアジャイル開発に関する調査2022」に関する報告があった。アジャイル開発の組織的な取り組みが行われているのは全体の1割に過ぎず、人材確保やお客様の理解と協力が必要と述べた。
 サイバーセキュリティ部会からは、木谷部会長より、主な活動として「CIS Controls に基づく情報セキュリティ運用の ベストプラクティス」の公開、6月刊行予定の「情報サービス産業白書 2023」DX時代のセキュリティの原稿執筆、経済産業省ソフトウェア TF「ソフトウェア管理に向けた SBOMの導入に関する手引(案)」の報告があった。
 環境データセンタ部会については、事務局が、JISA低炭素化社会実行計画、改正法省エネ法への対応の観点から2年間の活動を総括した。

 

(大原)

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