第3回 社会の革新委員会

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令和5年3月23日、第3回社会の革新委員会(委員長:長坂正彦((株)ワイ・シー・シー代表取締役社長)をJJK会館多目的ホールとオンラインツールZoomによるハイブリッド形式にて開催した。出席者は14名。

 今回は、年度内最後の会合として、次の議題で開催した。

1 政策セミナー開催報告
2 報告書案に関する検討
3 成果報告イベントの企画に関する検討
4 デジタル社会推進部会活動報告

1 政策セミナー開催報告
 当委員会では、昨年1月の野田大臣(当時)との地方創生テレワーク推進に関する包括連携協定の締結を背景として、デジタル田園都市国家の創造を推進する政府との連携を図るとの昨年度第4回委員会合意をふまえ、政策当局者を講師とした政策セミナーを企画開催してきた。
事務局より本年度実施した3回の開催内容と参加者の感想等の報告があり、長坂委員長から、引き続き政府が進める政策の情報共有を図る観点で今後も継続的に開催していくべきとのコメントがあった。

2 報告書案に関する検討
 今回は、前回会合で委託先から報告された「情報サービス産業からみた2030年の『望ましい姿』」ドラフト版について当委員会での意見をもとに修正した報告書案が事務局より提出され、これに関する検討を行った。
 検討にあたって事務局が示した考え方は次のとおり。

 JISAにおける将来ビジョンを取りまとめる過去のプロジェクト(※)の報告書の取りまとめにあたっては、相当の回数の議論を密度濃く重ねるのが通例である。しかし、当委員会では、コロナ禍など思うに任せない区々の状況からこのスタイルでの活動を見送ってきた。
 (※)JISAの使命と役割に関する委員会(平成16年度)、企画委員会構造改革特命部会(平成22年度)など

 そこで、本報告書は、その中身の議論が尽くせていないことをふまえ、情報サービス産業が2030年に向けて果たすべき使命と役割を議論する際の起爆剤であり、社内外の関係者を巻き込んで議論する際の材料として活用することとしてはどうか。

 また、検討にあたっては、議論の拡散を避けるために予め整理した論点に絞って意見交換を行った。
今後、今回の意見を整理して報告書として発行する予定。

3 成果報告イベントの企画に関する検討
 当委員会の活動の締め括りとして前回事務局案を提出して了承された成果報告イベントについて検討した。
 本イベントは、報告書の内容紹介に留まらず、JISA2030実現に向けた議論の出発点として企画開催することで了承された。イベントの内容については意見をふまえて実施に向けて進めることとなった。
なお、本イベントは5月17日午後にオンライン開催予定。

4 デジタル社会推進部会活動報告
 加藤部会長より、前回以降の活動状況として、デジタル庁の共通機能等技術要件検討会への対応、ISMAP制度改善に向けたヒアリング、(⼀社)データ社会推進協議会(DSA)による部会内講演会、第3回政策セミナーについて報告があった。

(田中)

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