第4回 取引構造部会

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令和3年4月28日、第4回取引構造部会(部会長:亀谷広美(株)パワーハウス 代表取締役社長)がWeb会議にて開催された。参加者は8名。

冒頭、部会長から「部会にて調査した結果の取り纏めを行った。今回は調査結果を報告した後に皆様と議論を行い、最終メッセージを検討したい。」と挨拶があった。

議事では、まず始めに事務局よりヒアリング調査の報告及び成果物(提言)のイメージについて資料をもとに報告・共有があった。続いて事務局の説明を受け、各社の実態について状況の確認や意見交換を行った。主な論点は以下の通り。

  • 受注案件
    案件の急な中止などはないが、今までの関係性の上で成り立っている場面もある。
    業種によって好調なところもある。
    既存顧客からの新規依頼はあるが、新規顧客の開拓はかなり難しい。
  • 若手の育成・人材育成
    コロナ禍によるテレワーク勤務で、若手の経験になるよう自社のプロダクト等に配属している。客先にアピールできる経験を積ませる努力が必要だと感じている。
    新人研修など、対面型のほうが効率のいいものは感染症対策を取ったうえで集合研修に戻している企業もある。若手の育成に苦労している分、新卒採用は慎重になっており、即戦力の中途採用に力を入れる例もある。
  • リモート
    社員の疲れが見えている。メンタルヘルス関連のフォローも必須である(JISAメンタルヘルスケアハンドブック)。出社とテレワークのハイブリッド勤務にすることで体調が安定した例もある。
    リモートになったことで、意識的に組織横断した情報交換の場を設ける努力をしている。以前は関わりの薄かった社内での横のつながりが強くなったと感じる。
    経営にかかわる重要な会議は対面で行っている。
    リモートワークが定着すると地域活性化にも繋がる。首都圏にいる必要性は薄れる。

今後、部会メンバーにヒアリングを実施し、その結果を盛り込んだメッセージを企画連携委員会のオンラインフェアで発信する予定。

(増田・小泉)

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