第3回 企画連携委員会

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令和3年1月19日、第3回企画連携委員会(委員長:長坂正彦(株)ワイ・シー・シー代表取締役社長)がWeb会議にて開催された。参加者は20名。

本委員会は、業界のDX推進、行政連携、地域連携推進、他団体連携を4本柱として活動し、業界基盤の強化や産業構造転換に向けた環境整備を目的としている。

冒頭、長坂委員長から「緊急事態宣言の再発令により、各社ともに危機管理を高める状況になってきている。委員会活動はコロナ禍で制限されているが、ニューノーマルを前提とした力強いメッセージを出していく必要がある。2年間の委員会活動の集大成として、様々な環境変化を踏まえて方向性を決めていきたい。」と挨拶があった。

最初の議題では報告事項が3つあった。まず始めに、「CEATEC2020への参加報告」があり、JISAは「次世代人材関連イベント企画」に参加し、「デジタル・ITを使って、夢の実現に挑戦をする」をテーマに、学生・若者に向けて、社会課題を解決するDXについて見解を示した。視聴者数は1,339名だった。2つ目に「新型コロナウイルス感染に伴う課題対応チームの活動報告」があった。感染拡大防止と事業の継続・発展を実現するという認識のもと「情報サービス業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」改訂版を12月24日に発行した。また、テレワークにおける人材育成・自己研鑽の機会確保のために「JISA ステップ・アップ・オンラインツアー」の開催報告があった。参加者42名であり、アンケート結果では高い評価を得た。3つ目は、各部会活動の報告があった。地域連携推進部会については、各地域団体に向けて昨今の多様な変化における現状と課題をアンケート及びヒアリングを行い、実態把握するとの報告があった。また、取引構造部会については、ウィズコロナにおけるコミュニケーション調査について進捗状況の報告があった。

続いて、委員会の最終アウトプットについて検討した。方針としては、委員会活動や部会活動、タスクフォースで得られた知見をもとにDX推進に向けて見解を示す。事務局からはオンラインイベントの案を紹介した。1月末まで委員からの意見募集を行い、5月の開催に向けて準備を進めることとなった。

最後に白書編纂タスクフォース座長 三谷慶一郎氏(株式会社NTTデータ経営研究所エグゼクティブオフィサー兼デジタルビジネスデザインセンター長 )から「情報サービス産業動向調査」の調査結果について報告があった。今年度の調査は、新型コロナによる影響調査を実施しており、アンケート結果の概要に加え、経済産業省のDXレポート2や市場動向について紹介があった。

報告内容を踏まえて「コロナ禍を踏まえたDXビジネスの展望」について各委員と意見交換を行った。意見交換では、首都圏だけでなく、中小企業や地域企業それぞれから多様な意見が出された。今回出された意見を踏まえ、情報サービス産業白書2020の最終メッセージについても検討することになった。

(小泉・増田)

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