令和2年9月15日、第2回企画連携委員会(委員長:長坂正彦(株)ワイ・シー・シー代表取締役社長)がWeb会議にて開催された。参加者は15名。
本委員会は、業界のDX推進、行政連携、地域連携推進、他団体連携を4本柱としての活動により、業界基盤の強化、産業構造転換に向けた環境整備を目的としている。
冒頭、長坂委員長から「緊急事態宣言から半年経ち、非接触型サービスの進展や社会のデジタル化等、急速にパラダイムシフトが起きている。当業界がこれらを支え、社会の要請に応えていくため、何をしなければならないか一緒に考えていきたい」との挨拶があった。
最初の議題では、CEATEC2020への参加について検討を行った。CEATEC2020はあらゆる業種・産業を網羅する「Society 5.0の総合展」として、今年度はオンラインで開催されることになった。JISAとしては、「次世代人材関連イベント企画」の一環として、学生・若者に向けて「デジタル・ITを使って、夢の実現に挑戦をする」をテーマに、デジタルやDXにより社会課題を乗り越えた未来を創り、一人ひとりの夢を実現するための具体的なアクションを提案していくこととなった。
プログラム案
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総論:デジタル・ITを使って、夢の実現に挑戦する
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アクション1:社会課題解決に向けたオープンイノベーションを実現する
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アクション2:ITを活用し、組織文化・個人の行動様式を変革する
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アクション3:AI・データサイエンスに強いデジタル人材を輩出する
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続いて、小脇JISA副会長・専務理事から「アフターコロナにおける産業構造・業界基盤を考える」について問題提起があり、意見交換を行った。主な意見の一部を以下の通り紹介する。
- 今後、東京から地方へ本社移転を検討する企業が増えていくことが予想されるため、地域にとっては地方活性化のチャンスとなる。
- そのためには、通信環境やインフラ・セキュリティ等を整備する必要があるが、クラウド・通信基地局等の分野への参入は収益面で厳しい面がある。JISAが声をあげてもいいのではないか。
- 行政システム分野のデジタル化が急速に進んでいるが、首都圏の企業が対応している印象ある。地方も積極的に関わりたい。
- 新入社員は、入社してすぐにリモート環境下におかれているため、社員同士の関わりが少なくなっている。会社に対して帰属意識が薄れていくのを懸念している。
- コロナの影響で会員同士の交流が少なくなっている。委員会活動等とは別にオンライン飲み会・懇親会・情報交換会等を行いたい。
(小泉・増田)