令和2年3月30日15時から17時まで、第5回人材革新委員会(委員長:福永哲弥 SCSK(株)取締役専務執行役員)が、Zoomによるテレカンファレンスにて17名の出席により開催された。
はじめに、令和2年度の活動について、「働き方改革部会」「ダイバーシティ2020部会」の設置及び人材革新を活かす企業文化と制度について委員会本体で検討し、提言を取りまとめる案について事務局より説明があり、了承された。
次に、同志社大学 中田教授より「ITエンジニアのワクワクする働き方に関する調査」の詳細分析として、(1) 働き方改革がどの程度実施されているか、(2) 取り組みの効果に関する認識、(3) 健康への影響、(4) 働き方改革と生産性向上への関係について説明があった。令和2年度は、働き方改革が生産性向上に繋がっているかどうかを明らかにするために必要な追加調査を実施する予定。
最後に、人材革新を活かす企業文化と制度について検討を行った。具体的には、(1) 人材革新を進める上で現行の人事制度、企業文化のどんな点が問題であるか、(2) 人材革新で求める新しい人材を生かす、許容する企業文化とはなにか、という2つの論点について、予め委員から寄せられた意見に基づきディスカッションを行った。
今後は以下の二段階の議論で進める。
- チャレンジ、ダイバーシティ、自立型人材、3つの人材像について、なぜ我々には足りないのか、許容するのに何が足りないかを議論する。
- これらの人材を創造性豊かなビジネス展開に繋げるためにあるべき方策を考案する
これらを踏まえ、JISA会員企業に向けて、個社が採用できるよう具体的な方策を提言する。
次回は、人材革新を活かす企業文化と制度、多様な価値観の自律した技術人材の育成施策等について議論する。
(田畑・會木)