第4回 技術革新部会

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令和2年1月16日(木)、JISA会議室において、技術革新部会(部会長:端山 毅(株)NTTデータ 技術革新統括本部 企画部 テクノロジー・ストラテジスト)が開催された。参加者は10名。

本部会は、CAMBRIC ※1 の7要素の現状、可能性、課題に加えて、それらの相互関係や連携を検討して、新たな価値創出の可能性を明らかにする。併せて、これらの切り口から情報サービス産業の現状を理解し、将来に向けた技術戦略に関する提言を検討することとしている。当日は、AI技術についての概況を共有した上で、さらに具体的な活用事例をベースに議論を深めた。

【主な意見】

AIの社会実装においては、プライバシーの順守や公共データのオープン化が必要になる。このような課題について規模が小さい国であれば官のみでリードできるかと思うが、日本は産官学が一体で取り組む必要がある。また、AI技術者の社会的地位の向上が必要となるし、AI活用における結果の責任についての法的な整理についても必要となる。

AIはとにかくデータが必要となる。そのためには、AIベンダと付き合っていくことが必要となる。AIベンダには、データの準備の仕方、集めたデータをどう分析していくのかといった知見が揃っている。SIベンダにおいては、AIベンダとユーザをうまく結びつけるといった役割が求められるのでは。

次回は、クラウド技術の具体的な活用事例を共有する。

※1CAMBRIC:「C」はクラウドコンピューティング、「A」はAI、「M」はモビリティ、「B」はビッグデータ、「R」はロボティクス、「I」はIoT、「C」はサイバーセキュリティ

(大原)

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