令和元年5月10日、第11回先進技術実践委員会 要求工学実践部会(部会長:青山幹雄 南山大学)がJISA会議室で13名の出席により開催された。
はじめに、前号に続き、JISA会報でソフトウェア工学実践シンポジウムに関わる記事を掲載したことについて情報共有した。同記事は、JISA会員企業各社がDXを推進するために先進技術の活用を通じて顧客への戦略的な提案力の向上に資する内容となっているので、是非ご覧いただきたい。
次に、平成30年度部会報告書について議論をした。報告書は、JISA会員のデジタルビジネスに対応した要求工学の知識体系の構築と普及に関してSEPSで紹介をした事例、その他、要求インスペクション適用事例を含む要求工学実践事例についてまとめている。
報告書目次(案)の章立ては以下となった。
- DX(デジタルトランスフォーメーション)を始動し、「2025年の崖」を超える
- デザイン思考の実践
- ITエンジニアのための体感してわかるデザイン思考
- 「ITエンジニアのための体感してわかるデザイン思考」ワークショップを実施して
- NTTデータにおけるサービスデザインの取り組み
- アジャイル開発の実践
- スクラム開発とその実践
- アジャイル開発における要求管理手法と適用評価
- デジタルプラットフォームの技術と応用
- サービスプラットフォームとデータの戦略について考える
- OSSによるプライベートクラウド大量サーバ構築の自動化
- 要求工学の活用
- 要求文書における曖昧表現の見直し
- 要求仕様書の記述を支援する記述ガイドの作成と評価
- RFPを対象とした要求インスペクションの適用と評価
- プロトタイプを利用した要求の獲得と妥当性確認の方法
- 公共情報システム調達の現状の課題と今後の方向
- SEPS2018ハイライト
- SEPS2018の概要
- SEPS2018経験報告セッション
(溝尾)